明日注目すべき【好決算】銘柄 信越化、東映アニメ、Sシャワー (26日大引け後 発表分)

注目
2018年1月28日 11時00分

26日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

信越化 <4063>   ★今期経常を10期ぶり最高益に上方修正、配当も10円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の2800億円→3350億円に19.6%上方修正。増益率が15.6%増→38.4%増に拡大し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。旺盛な半導体需要を追い風に半導体シリコンの出荷が拡大する。米子会社の生産設備増強が奏功し、塩化ビニールの販売も伸びる。

業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の130円→140円(前期は120円)に増額修正した。

東映アニメ <4816> [JQ]  ★今期経常を一転16%増益・最高益に上方修正

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の94億円→120億円に27.7%上方修正。 従来の9.3%減益予想から一転して15.8%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目。「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」を中心にスマートフォン向けゲームが好調で版権収入が想定以上に伸びることが寄与。

同時に、3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表。株式流動性の向上と投資家層の拡大を好感する買いが期待される。

Sシャワー <4838> [JQ]  ★4-12月期(3Q累計)経常は52%増益・通期計画を超過

◆18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比52.2%増の6億2400万円に拡大して着地。夏の音楽祭「SPACESHOWER SWEET LOVE SHOWER」が過去最大の動員となったうえ、CDパッケージ販売の拡大やデジタル音楽配信の好調継続なども収益を押し上げた。

昨年10月に上方修正した通期計画5億5000万円をすでに13.5%も上回っており、さらなる上振れが期待される。

高田機工 <5923>   ★今期経常を47%上方修正、配当も10円増額

◆18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.8億円→10億円に47.1%上方修正。増益率が15.4%増→69.8%増に拡大する見通しとなった。手持ち工事が順調に進み、売上が計画を上回ることが寄与。第3四半期に完成した工事の設計変更による利益増額も上振れの要因となる。

業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の33円→43円に大幅増額修正した。

フジオーゼ <7299> [東証2]  ★4-12月期(3Q累計)経常が239倍増益で着地

◆18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比239倍の14.3億円に急拡大して着地。自動車用エンジンバルブの販売が中国をはじめ海外で大きく伸びたうえ、国内も三菱重工工作機械との統合効果などで2ケタ増収を達成したことが寄与。円安による為替差損益の好転なども利益拡大に貢献した。

通期計画の15.5億円に対する進捗率は92.6%に達しており、業績上振れが期待される。

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