話題株ピックアップ【夕刊】(3):ファナック、小糸製、セキュアヴェ

注目
2018年1月29日 15時21分

■ファナック <6954>  30,630円  +70 円 (+0.2%)  本日終値

26日、ファナック <6954> が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比48.4%増の1856億円に拡大して着地したことが買い材料視された。自動化需要が拡大する中国を中心に、工作機械向け数値制御装置や産業用ロボットの受注が好調だったことが寄与。ロボマシンも自動車関連やIT関連向けに伸びたほか、一時的需要の活発化で収益が拡大し、業績を押し上げた。併せて、通期の同利益を従来予想の2254億円→2434億円に8.0%上方修正。増益率が33.5%増→44.2%増に拡大する見通しとなった。

■フジ住宅 <8860>  882円  -59 円 (-6.3%)  本日終値  東証1部 下落率7位

フジ住宅 <8860> が1月26日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比31.1%減の28.8億円に落ち込み、通期計画の63億円に対する進捗率は45.7%にとどまり、5年平均の65.4%も下回った。

⇒⇒フジ住宅の詳しい業績推移表を見る

■昭和飛行機工業 <7404>  1,478円  -91 円 (-5.8%)  本日終値

昭和飛行機工業 <7404> [東証2] が1月26日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比21.7%増の13.4億円に伸び、通期計画の16.5億円に対する進捗率は81.6%となり、5年平均の83.0%とほぼ同水準だった。

⇒⇒昭和飛行機工業の詳しい業績推移表を見る

■小糸製作所 <7276>  7,770円  -410 円 (-5.0%)  本日終値

小糸製作所<7276>が大幅反落。前週末26日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を8220億円から8400億円(前期比0.2%減)へ、営業利益を970億円から1000億円(同8.1%増)へ、純利益を710億円から740億円(同30.5%増)へ上方修正したが、営業利益で1030億円前後を見込んでいた市場予想に届かないことから、失望売りが出たようだ。昨年9月に上海小糸社を持ち分法適用会社とした影響がある一方、国内外における新規受注の拡大や自動車ランプのLED化進展が見込まれることが要因。また、上海小糸社の持ち分譲渡に伴う譲渡益を特別利益として計上することも最終利益の押し上げに貢献するという。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高6407億100万円(前年同期比6.2%増)、営業利益743億4400万円(同16.9%増)、最終利益475億1700万円(同19.0%増)だった。

■セキュアヴェイル <3042>  858円  +150 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値

セキュアヴェイル<3042>がストップ高。仮想通貨取引所大手のコインチェック(東京都渋谷区)が26日、外部からの不正アクセスで約580億円分の顧客の仮想通貨が流出したと発表したことを受けて、情報セキュリティー需要が高まるとの思惑から、買いが入った。またこれに関連して、FFRI<3692>やラック<3857>など他の関連銘柄も物色人気が高まっているようだ。

■高田機工 <5923>  4,170円  +700 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

橋梁・鉄構メーカーの高田機工 <5923> がストップ高。26日、18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.8億円→10億円に47.1%上方修正。増益率が15.4%増→69.8%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。手持ち工事が順調に進み、売上が計画を上回ることが寄与。第3四半期に完成した工事の設計変更による利益増額も上振れの要因となる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の33円→43円に大幅増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

■オリジナル設計 <4642>  913円  +150 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値

オリジナル設計<4642>がストップ高。午前11時40分ごろ、集計中の17年12月期単独業績について、売上高が従来予想の58億円から62億5600万円(前の期比12.0%増)へ、営業利益が5億5000万円から10億1300万円(同78.0%増)へ、純利益が4億2500万円から9億7400万円(同2.4倍)へ上振れたようだと発表しており、これを好材料視した買いが入った。受注したプロジェクトごとの適切な予算管理や工程管理による生産性の向上に努めたことや、原価低減などで収益性が高まったことが要因。また、繰延税金資産の増加による税金費用の減少も純利益の押し上げに寄与したとしている。また、業績の上振れに伴い、従来10円を予定していた期末一括配当を12円に増額するとあわせて発表した。

■イントラスト <7191>  2,050円  +304 円 (+17.4%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

26日、イントラスト <7191> が2月28日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)が前年同期比39.9%増の5.4億円に拡大したことも買いに拍車を掛けた。

■名古屋電機工業 <6797>  690円  +100 円 (+16.9%) ストップ高買い気配   本日終値

名古屋電機工業<6797>がストップ高カイ気配。同社は26日取引終了後に、18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の単独決算を発表。営業損益が1億5800万円の黒字(前年同期は10億1200万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上高は108億900万円(前年同期比26.7%増)で着地。新名神高速道路向けLED式道路情報板の生産が堅調に進捗したことや、高速道路の大規模更新・修繕事業に必要な自走式標識車の需要が増加したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■研創 <7939>  600円  +86 円 (+16.7%)  本日終値

研創<7939>が急反発。前週末26日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年4~12月)単独決算が、売上高39億8800万円(前年同期比9.8%増)、営業利益1億7600万円(同54.0%増)、純利益1億800万円(同29.2%増)と大幅増益だったことが好感された。民間の非住宅建築投資が堅調に推移していることを背景に、LED内蔵サインなどが伸長した。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高53億2000万円(前期比0.2%増)、営業利益3億1100万円(同10.3%増)、純利益2億円(同0.7%増)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄

アルテHD <2406>  1,356円  +300 円 (+28.4%) ストップ高   本日終値

大和自動車交通 <9082>  2,000円  +400 円 (+25.0%) ストップ高   本日終値

山陽百貨店 <8257>  2,370円  +400 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値

アシードHD <9959>  1,062円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値

ホーブ <1382>  1,140円  +150 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

大村紙業 <3953>  3,065円  -700 円 (-18.6%) ストップ安   本日終値

SMK <6798>  512円  -100 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値

エムケー精工 <5906>  533円  -100 円 (-15.8%) ストップ安   本日終値

以上、3銘柄

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