【↓】日経平均 大引け| 小幅に4日続落、中国株軟調で後場に値を消す (1月29日)

市況
2018年1月29日 16時34分

日経平均株価

始値  23707.14

高値  23787.23(09:54)

安値  23580.17(12:47)

大引け 23629.34(前日比 -2.54 、 -0.01% )

売買高  13億2628万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆5939億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は売り買い交錯のなかわずかに安く引け、4日続落

2.朝方はリスク選好の流れで一時150円超の上昇も後場に値を消す

3.上海株や香港株が軟調なことを材料に先物主導で仕掛け的な売り

4.円高警戒感根強く主力株には逆風も、中小型株は総じて物色人気

5.TOPIXは小幅プラス圏で着地、値上がり銘柄数は値下がりを大きく上回る

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは223ドル高と3日続伸、過去最高値を連日更新した。半導体大手インテルや製薬大手ファイザーの上昇が指数を押し上げた。

週明けの東京市場では、朝方はリスク選好ムードのなか日経平均株価は大きく買いが先行したが、後場に入ると先物主導で値を消し、結局わずかながらマイナスで引けた。ただ、実質的には買い優勢の地合いだった。

29日の東京市場は、米国株市場ではNYダウをはじめ主要3指数がいずれも最高値を更新するなど引き続き上値指向の強い相場を続けていることを受けて本日の東京市場は買い優勢で始まった。日経平均は一時150円以上の上昇をみせたが、買い一巡後は伸び悩み、後場に入ると急速に値を消す展開となった。足もと外国為替市場で1ドル=108円台後半と円高・ドル安水準にあり、これが主力株に向かい風となっている。後場に入ると中国・上海株や香港株が下落したことを背景に先物主導で仕掛け的な売りが出て、日経平均は下値を試す展開に変わった。もっとも売られたのは大型株中心で中小型株は上昇するものが多かった。結局、日経平均はわずかに安く引けたがTOPIXはプラス圏で着地し、値上がり銘柄数も1100を超え値下がり数を大きく上回っている。

個別では、任天堂<7974>が軟調、キーエンス<6861>、コマツ<6301>が安く、大東建託<1878>、小糸製作所<7276>が売られた。SMK<6798>、新日本無線<6911>、ツクイ<2398>などが大幅安、サカイ引越センター<9039>、新日本科学<2395>も大きく下落した。ディー・エル・イー<3686>、ブレインパッド<3655>なども値を下げた。

半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が堅調、信越化学工業<4063>が買われた。トヨタ自動車<7203>がプラス圏をキープし、SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>も上昇した。安田倉庫<9324>、信越ポリマー<7970>、フリービット<3843>、イントラスト<7191>などが大幅高、井村屋グループ<2209>、マクニカ・富士エレホールディングス<3132>なども値を飛ばした。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は信越化 <4063> 、東エレク <8035> 、スズキ <7269> 、日立建機 <6305> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約43円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄は資生堂 <4911> 、アサヒ <2502> 、花王 <4452> 、電通 <4324> 、ヤマハ <7951> 。押し下げ効果は約24円。

東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)化学、(3)卸売業、(4)鉄鋼、(5)輸送用機器。一方、下落率の上位5業種は(1)建設業、(2)パルプ・紙、(3)水産・農林業、(4)陸運業、(5)その他製品。

■個別材料株

△マクニカ富士 <3132>

10-12月期(3Q)経常は3.3倍増益、今期配当を15円増額修正。

△PI <4290>

4-12月期(3Q累計)経常が5%増益で着地、10-12月期も57%増益。

△高田機 <5923>

今期経常を47%上方修正、配当も10円増額。

△アクセル <6730>

今期経常を4.5倍上方修正。

△三社電機 <6882> [東証2]

4-12月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地、10-12月期は4.2倍増益。

△イントラスト <7191>

1→2の株式分割を実施。

△フジオーゼ <7299> [東証2]

4-12月期(3Q累計)経常が239倍増益で着地。

△アルゴグラフ <7595>

4-12月期(3Q累計)経常が15%増益で着地。

△研創 <7939> [JQ]

4-12月期(3Q累計)経常が53%増益で着地、10-12月期も51%増益。

△信越ポリ <7970>

岩井コスモ証券が新規「B+」でカバレッジ開始。

▼エムケー精工 <5906> [JQ]

4-12月期(3Q累計)経常は7%減益。

▼和田興産 <8931> [JQ]

公募増資と売り出しを実施。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)高田機 <5923> 、(2)イントラスト <7191> 、(3)マクニカ富士 <3132> 、(4)フリービット <3843> 、(5)安田倉 <9324> 、(6)ダイト <4577> 、(7)信越ポリ <7970> 、(8)アルゴグラフ <7595> 、(9)イソライト <5358> 、(10)東特線 <5807>

値下がり率上位10傑は(1)SMK <6798> 、(2)アーク <7873> 、(3)ツクイ <2398> 、(4)東光高岳 <6617> 、(5)新日無 <6911> 、(6)JCRファ <4552> 、(7)フジ住 <8860> 、(8)ADワークス <3250> 、(9)サンセイラン <3277> 、(10)サカイ引越 <9039>

【大引け】

日経平均は前日比2.54円(0.01%)安の2万3629.34円。TOPIXは前日比1.06(0.06%)高の1880.45。出来高は概算で13億2628万株。値上がり銘柄数は1129、値下がり銘柄数は828となった。日経ジャスダック平均は4295.65円(2.83円安)。

[2018年1月29日]

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