話題株ピックアップ【夕刊】(2):平和不、サイバー、キヤノンMJ

注目
2018年1月30日 15時17分

■平和不動産 <8803>  2,209円  +86 円 (+4.1%)  本日終値

平和不動産<8803>が続伸し、昨年来高値を更新した。同社は29日取引終了後に、18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は74億3300万円(前年同期比19.6%増)となり、通期計画87億円に対する進捗率は85.4%に達した。売上高は261億1800万円(同14.4%増)で着地。前期に取得した兜町第6平和ビルの賃貸収益の貢献などで主力の賃貸事業が伸びたほか、不動産ソリューション事業も好調だった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■サイバーエージェント <4751>  4,515円  +160 円 (+3.7%)  本日終値

サイバーエージェント<4751>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が29日付で投資判断「ニュートラル」を継続しつつ、目標株価を3400円から4200円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、AbemaTVの収益化には時間がかかるとみる一方、インターネット広告事業は、売上高と営業利益を着実に伸ばせるほか、ゲーム事業はヒットタイトルを継続的に創出できると予想。18年9月期営業利益予想を328億円から335億円へ上方修正しており、これに伴い目標株価を引き上げるとしている。

■キヤノンMJ <8060>  3,075円  +97 円 (+3.3%)  本日終値

キヤノンマーケティングジャパン<8060>が昨年来高値を更新。複合機やカメラなどキャノン製品の国内販売のほかITソリューション事業も育成している。複合機が新製品をはじめ売り上げを伸ばすほか、カメラもミラーレスが牽引する形で業績拡大に寄与している。29日取引終了後に発表した18年12月期の連結業績予想は売上高が6450億円(前期比2.0%増)、営業利益は320億円(同5.2%増)、最終利益は217億円(同4.9%増)を見込んでおり、前期に続く増収増益見通しで買い安心感が広がった。信用倍率は0.7倍と売り長で株式需給面から上値が軽い。

■歯愛メディカル <3540>  9,030円  +250 円 (+2.9%)  本日終値

歯愛メディカル<3540>が3日ぶりに反発。大和証券が29日付で投資判断を新規「2/アウトパフォーム」、目標株価9960円でカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同証券では、同社は歯科専門通販のトップ企業で市場シェアは約6割を占め、顧客は歯科診療所の9割強に広がること、歯科業界の構造変化が成長を牽引しており、価格センシティブな顧客の増加が需要を強めること、歯科に特化して成長してきたが、未開拓の医科や獣医科などの領域が今後の拡大余地となることなどを評価。17年12月期は会社側の営業利益予想23億7700万円にたいして24億4000万円を見込むほか、18年12月期は同29億8000万円、19年12月期は同36億4000万円を見込んでいる。

■アスクル <2678>  3,595円  +95 円 (+2.7%)  本日終値

アスクル<2678>が5日続伸。29日の取引終了後に発表した1月度(17年12月21日~18年1月20日)月次単体売上高が、前年同月比1.4%増と5カ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視された。主力分野のBtoB事業が同1.7%増と5カ月連続でプラスとなったことが貢献。LOHACOは同0.6%減とマイナスが続いたが、昨年12月は同15.4%減だっただけに、減少幅が大幅に縮小している。なお、BtoC流通総額は同29.2%増だった。

■良品計画 <7453>  36,950円  +900 円 (+2.5%)  本日終値

良品計画<7453>が反発し実質上場来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が29日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を3万5000円から3万8000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、国内事業の販売好調と海外事業の業績持ち直しによる増益ピッチ加速を評価。国内事業・海外事業ともに業績が好調に推移している点を踏まえて、株価は上昇が続いているものの、19年2月期の成長加速を織り込んでいないとしている。また、18年2月期第3四半期累計(17年3~11月)決算の好調を踏まえ、18年2月期営業利益予想を431億円から440億円へ、19年2月期を同510億円から536億円へ上方修正している。

■カプコン <9697>  4,150円  +100 円 (+2.5%)  本日終値

カプコン<9697>が3日続伸し昨年来高値を更新した。29日、「モンスターハンター」シリーズ最新作「モンスターハンター:ワールド」の全世界の出荷本数が、発売から3日で500万本を突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。「モンスターハンター:ワールド」は、据え置き機向けとしては9年ぶりとなるシリーズ最新作。プレイヤーは調査団の一員として“新大陸”に足を踏み入れたハンターとなり、未知の大陸を探索するというもので、エリア間の移動や各種アクションをシームレスで行えるほか、モンスターへのダメージ数値の表示化、クエストへの途中参加など、これまでのシリーズ作から大きな変革を遂げたのが特徴という。また、シリーズ初の世界同日発売を実施したこともシリーズ最高の500万本達成に貢献したとしている。

■NSD <9759>  2,444円  +53 円 (+2.2%)  本日終値

NSD<9759>が昨年来高値を更新した。同社はきょう午後2時に、18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は56億8700万円(前年同期比18.2%増)と、通期計画77億9000万円に対する進捗率は73.0%となった。売上高は431億4300万円(同6.3%増)で着地。主力のシステムソリューションサービス事業が順調に推移し、利益面では子会社の販売管理費の減少なども寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■タカラレーベン <8897>  492円  -34 円 (-6.5%)  本日終値

タカラレーベン <8897> が1月29日大引け後(17:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比39.8%減の16.6億円に落ち込み、通期計画の95億円に対する進捗率は17.5%にとどまり、5年平均の39.6%も下回った。

⇒⇒タカラレーベンの詳しい業績推移表を見る

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