ユニリタ---アライズイノベーションへ高速ETLツールのOEM提供を開始

材料
2018年2月1日 15時14分

ユニリタ<3800>は1月31日、アライズイノベーション(本社:中央区)に対しETLツール「Waha!Transformer(ワッハートランスフォーマー)」のOEM提供を開始することを発表した。このOEM提供を受け、アライズは、同社のAIを活用した次世代OCR「AIRead」のデータ抽出や変換・加工、およびこれらを自動化する「AIRead ETL Option」の販売を開始するという。

近年、国内の労働人口の減少に伴う生産力・国力の低下が問題となっているが、この課題を解決する手段のひとつとして、AI(人工知能)の活用が急速に高まっている。アライズが提供している「AIRead」はAIを活用した次世代OCRであり、FAXや書類等の文字をAIで文字認識しデータ化するソリューションであるという。誤認識した文字を学習して認識精度を飛躍的に向上させることができ、人が書く文字の癖や書類のレイアウトも併せて学習することができるため、さまざまな利用シーンで業務効率化や労働生産性の向上を実現するとされている。

ユニリタの「Waha! Transformer」は、データの加工や他システム連携時のプログラム工数削減を実現するETLツール*である。「AIRead」でデータ化した文字を「Waha! Transformer」が、業務システムで利用できる形式への加工を引き受けることで、データの抽出・変換・加工、データの整合性チェックなどをノンプログラミングかつワンストップで行うことができるという。

このたびの協業で、アライズより販売が開始される「AIRead ETL Option」は、構築コストの大幅な削減と信頼性のあるシステム構築を可能にするようだ。両社は、この協業を通じ、企業のさらなる業務効率化や生産性の向上、そして自動化の課題解決の実現を目指すとしている。

*ETL(Extract/Transform/Load)

企業の基幹系システムなどに蓄積されたデータを抽出(extract)し、データウェアハウスなどで利用しやすい形に加工(transform)し、対象となるデータベースに書き出す(load)こと。また、これら一連の処理を支援するソフトウェア。

《MW》

提供:フィスコ

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