明日の株式相場見通し=買い戻し持続で堅調、円安進行が追い風に
あす(2日)の東京外国為替市場は、米1月の雇用統計の発表を目前にした週末とあって、持ち高調整の売りが想定される。ただ、一方できょう夕刻の外国為替市場で、1ドル=109円台半ばへと円安・ドル高が進行するなか、主力株への買い戻しの流れが持続することが見込まれ、堅調な推移となりそうだ。
市場関係者からは「前日までの6日続落で合計1000円超の下落幅となっていたところに、前日の米株式市場の上昇や外国為替市場での円安・ドル高進行が追い風となって、幅広い銘柄に買い戻しが加速した。リード役を果たしたのは大手銀行株で、さらに値がさの主力銘柄を中心にほぼ全面高となった。東証1部の売買代金は、3兆5134億円と膨らみ今年3番目の大商いとなった。あすは、25日移動平均線(2万3532円40銭=1日)奪回を巡る攻防が焦点となりそうだ」との見方が出ていた。
名実ともに2月相場入りとなった1日の東京株式市場は、朝方から買い優勢の動きとなり、日経平均株価は次第高の展開でこの日の高値圏で引けた。終値は前日比387円82銭高の2万3486円11銭と7日ぶりに大幅反発した。
日程面では、1月のマネタリーベース、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の 17年10~12月期運用実績発表に注目。海外では、米1月の雇用統計、米12月の製造業受注が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)