【↑】日経平均 大引け| 387円高・7日ぶり急反発、円高一服で買い戻し (2月1日)

市況
2018年2月1日 17時01分

日経平均株価

始値  23276.10

高値  23492.77(14:59)

安値  23211.12(09:13)

大引け 23486.11(前日比 +387.82 、 +1.68% )

売買高  18億1656万株 (東証1部概算)

売買代金 3兆5134億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は米株上昇と円高一服を受けて7日ぶりに急反発

2.日経平均は前日までの6日間で1000円超の下げで値ごろ感も

3.決算発表の本格化背景に好業績期待の押し目買い入る

4.銀行や医薬品など内需株や石油関連株が買われ、全体を牽引

5.値上がり銘柄数は1800近くに達し売買代金も高水準続く

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは72ドル高と3日ぶりに反発した。好決算を発表した航空機大手ボーイングの上昇が指数を押し上げた。

名実ともに2月相場入りとなった1日の東京市場では、朝方から買い優勢の動きとなり、日経平均株価は次第高の展開でこの日の高値圏で引けた。

1日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要3指数が揃って上昇したことや、為替が1ドル=109円台前半と円高が一服したことなどを背景に、目先リスクオフの巻き戻しが入った。日経平均は前日までの6日間で1000円を超える下げをみせていたこともあり、値ごろ感からの買いが入りやすい環境にあった。決算発表の本格化を背景に、好調な企業業績を拠りどころとして主力株などを中心に広範囲に買い戻された。特に銀行や医薬品など内需株や、石油関連株などに物色の矛先が向いている。東証1部全体の87%を占める1800近い銘柄が上昇、売買代金も3兆5000億円超と前日に続き高水準だった。

個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高く、ソニー<6758>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>なども買い優勢。東邦チタニウム<5727>が急騰、黒崎播磨<5352>、オルトプラス<3672>などが値幅制限いっぱいに買われ、富士フイルムホールディングス<4901>も物色人気に。日本ライフライン<7575>、バリューコマース<2491>なども値を飛ばした。住友精密工業<6355>、EIZO<6737>も上昇した。

半面、富士通<6702>が大きく売られ、日東電工<6988>も値を下げた。セイコーエプソン<6724>の下げも大きい。スクロール<8005>、オプトラン<6235>が急落、FPG<7148>、エイジア<2352>なども大幅安となった。JVCケンウッド<6632>、住石ホールディングス<1514>が安く、江崎グリコ<2206>への売りも目立った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、富士フイルム <4901> 、京セラ <6971> 、KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約110円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はエプソン <6724> 、日東電 <6988> 、コナミHD <9766> 、日立建機 <6305> 、富士通 <6702> 。押し下げ効果は約42円。

東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は海運業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)銀行業、(2)石油石炭製品、(3)医薬品、(4)鉱業、(5)卸売業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)不動産業、(2)ガラス土石製品、(3)その他製品、(4)水産・農林業、(5)食料品。

■個別材料株

△アイスタディ <2345> [東証2]

今期経常は3.9倍増で10期ぶり最高益、2円増配へ。

△トーカロ <3433>

4-12月期(3Q累計)経常は35%増益で着地、今期配当を実質増額修正。

△Sワイヤー <3929> [東証M]

4-12月期(3Q累計)経常が96%増益で着地。

△富士フイルム <4901>

米ゼロックス買収で世界最大の事務機メーカーに。

△COTA <4923>

今期経常を最高益に上方修正、株式分割も発表。

△邦チタ <5727>

今期経常を21%上方修正。

△東特線 <5807>

今期経常を21%上方修正、配当も20円増額。

△Tホライゾン <6629> [JQ]

今期経常を57%上方修正、配当も2円増額。

△ノジマ <7419>

第3四半期営業利益33%増と自社株買いを発表。

△スパークス <8739> [JQ]

4-12月期(3Q累計)経常は2.2倍増益、配当は3円増配。

▼インテリW <4847> [JQ]

今期経常を一転35%減益に下方修正。

▼京写 <6837> [JQ]

今期経常を一転15%減益に下方修正。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)邦チタ <5727> 、(2)トーカロ <3433> 、(3)NDS <1956> 、(4)東特線 <5807> 、(5)黒崎播磨 <5352> 、(6)オルトP <3672> 、(7)FCC <7296> 、(8)一工薬 <4461> 、(9)日本ライフL <7575> 、(10)旭有機材 <4216>

値下がり率上位10傑は(1)スクロール <8005> 、(2)オプトラン <6235> 、(3)テクマト <3762> 、(4)富士通 <6702> 、(5)東テク <9960> 、(6)イーグランド <3294> 、(7)エイジア <2352> 、(8)FPG <7148> 、(9)日東工 <6651> 、(10)エプソン <6724>

【大引け】

日経平均は前日比387.82円(1.68%)高の2万3486.11円。TOPIXは前日比33.73(1.84%)高の1870.44。出来高は概算で18億1656万株。値上がり銘柄数は1789、値下がり銘柄数は238となった。日経ジャスダック平均は4274.30円(34.45円高)。

[2018年2月1日]

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