日経平均は大幅反発、5日線の攻防、NYダウ先物を睨みながらの展開に/ランチタイムコメント

市況
2018年2月13日 12時10分

日経平均は大幅に反発。285.43円高の21668.05円(出来高概算8億9000万株)で前場の取引を終えた。12日の米国市場では先週の急落に対する反動から買い戻しの流れが強まり、NYダウは続伸となった。この流れを受けて日本株市場も買いが先行した。21600円を回復して始まった日経平均は、その後21500円を下回る局面もみられたが、前引けにかけて再び上げ幅を広げる展開となった。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは繊維、その他製品、証券、精密機器、電気機器、化学が堅調。一方で空運、ゴム製品、石油石炭、海運、陸運、卸売が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、テルモ<4543>が堅調。

日経平均は寄付き後に上げ幅を縮める局面がみられたが、その後は先物主導によるインデックスに絡んだ資金流入により、寄付きの水準を上回ってきている。5日線を捉えてきており、これを明確に上回ってくるようだと、自律反発の流れが強まる可能性はありそうだ。ただし、インデックスに絡んだ売買により指数インパクトの大きい値がさ株がけん引している状況であり、先物等に振らされやすい面はありそうだ。

また、先週の下落において市場で話題となったのが、ボラティリティの指数を含め指数連動のデリバティブ取引による影響だが、1、2日で需給状況が一気に改善するとは考えづらく、しばらくは波乱含みの相場展開が続きそうだ。そのため、リバウンドを意識しつつも、こう着感の強い相場展開が続きやすいだろう。また、グローベックスのNYダウ先物が小高く推移しており、これを睨みながらの展開になりやすいだろう。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

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