話題株ピックアップ【夕刊】(1):ヒラノテク、ISID、カーボン

注目
2018年2月13日 15時18分

■ヒラノテクシード <6245>  3,200円  +500 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値

ヒラノテクシード<6245>がストップ高。同社は9日取引終了後に、18年3月期通期の業績予想と配当計画の修正を発表。営業利益見通しを従来の26億5000万円から29億5000万円(前期比2.4%減)に引き上げたほか、期末配当を従来計画比2円増額の17円とする方針を示した。売上高予想は従来通り210億円(同6.9%増)で据え置いたが、原価の改善や経費の削減が進んだことが利益を押し上げるとしている。

■ISID <4812>  2,954円  +422 円 (+16.7%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

電通国際情報サービス <4812> が急反騰し、昨年来高値を更新した。9日に発表した17年12月期の連結経常利益は前の期比15.8%減の56.4億円となったが、続く18年12月期は前期比24.7%増の70.3億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は不採算案件の発生が響き2ケタ減益に沈んだ。今期は大手金融機関をはじめとする金融ソリューション部門や、製造業向けのエンジニアリングソリューション部門を中心に受注が伸びる見通し。研究開発や人材への投資拡大を、増収効果と利益率の改善で吸収し、大幅増益を計画する。併せて、前期の年間配当を50円→52円(前の期は50円)に増額し、今期も前期比4円増の56円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■日本電子 <6951>  709円  +95 円 (+15.5%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率5位

日本電子 <6951> が一時ストップ高まで買われた。9日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益が11.9億円の黒字(前年同期は9.1億円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料視された。電子ビーム描画装置と電子ビーム蒸着用電子銃・電源の販売が急増した産業機器事業が収益を牽引した。電子顕微鏡の旺盛な需要を背景に、理科学・計測機器事業の赤字幅が縮小したことに加え、為替差益や持分法投資利益の増加なども大幅増益の要因となった。

■帝国電機製作所 <6333>  1,577円  +206 円 (+15.0%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

帝国電機製作所<6333>が急反騰。前週末9日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年4~12月)連結決算が、売上高154億7100万円(前年同期比12.8%増)、営業利益18億2200万円(同58.5%増)、純利益12億7100万円(同38.3%増)と大幅増益だったことが好感された。主要顧客の石油化学メーカーが設備更新を進めていることを受けて国内ポンプ事業が好調に推移したことに加えて、米国や中国市場が回復基調にあることが寄与した。電子部品事業は苦戦したものの、これをカバーして大幅増益を確保した。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高203億3300万円(前期比5.5%増)、営業利益23億400万円(同34.6%増)、純利益15億2700万円(同22.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■ホソカワミクロン <6277>  8,150円  +1,060 円 (+15.0%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

ホソカワミクロン <6277> が急反騰。9日に発表した18年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益が前年同期比71.9%増の15.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。同社は粉体関連装置のトップ企業で、食品関連や磁石など電子材料、化学品向け装置の製造販売を手掛ける。10-12月期は豊富な受注残高を背景に、粉体関連事業の収益が急拡大した。プラスチック薄膜関連事業も好調な受注が続き、受注残高が増加している。上期計画の24億円に対する進捗率は63.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■日本カーボン <5302>  5,390円  +700 円 (+14.9%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率8位

9日、日本カーボン <5302> が決算を発表。17年12月期の連結経常損益は29.9億円の黒字(前の期は5.7億円の赤字)に浮上し、従来予想の24億円の黒字を上回って着地。続く18年12月期の同利益は前期比2.3倍の70億円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。前期上振れは黒鉛電極の単価上昇に加え、半導体需要の拡大でファインカーボンが想定以上に伸びたことが背景。今期は世界的な電極の需給逼迫や売価上昇などを背景に、経常利益は最高益を記録した08年12月期以来の高い水準を目指す。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比2倍の100円に大幅増配する方針としたことも買いに拍車をかけた。前日終値ベースの予想PERが28.8倍→11.3倍に急低下する一方、配当利回りは2.13%に上昇し、割安感が強まったことも買い気を誘っている。

■イー・ギャランティ <8771>  3,870円  +465 円 (+13.7%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率9位

イー・ギャランティ<8771>は急反発。東海東京調査センターが9日付で投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」とし、目標株価を4700円としたことが好材料視された。同社は、企業の売掛債権などにおける信用リスク保証が主な業務。18年3月期に、安定成長から拡大路線へ方針を転換しており、人員を増強し、低リスクゾーンの引き受けにとどまらず、ミドルリスクの引き受けも開始している点に注目。19年3月期は方針転換の成果が顕在化し、経常利益が前年比18.8%増と利益成長ペースの改善を見込んでいる。また、近年低下した保証料率も、人手不足倒産を中心に企業倒産件数が増加し上昇すると見込んでいる。

■レオン自動機 <6272>  2,290円  +244 円 (+11.9%)  本日終値  東証1部 上昇率10位

レオン自動機 <6272> が2月9日大引け後(15:15)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比14.4%増の31.4億円に伸び、通期計画の36.5億円に対する進捗率は86.1%に達し、5年平均の70.4%も上回った。

⇒⇒レオン自動機の詳しい業績推移表を見る

■NIPPO <1881>  2,563円  +255 円 (+11.1%)  本日終値

NIPPO <1881> が2月9日大引け後(17:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.0%減の281億円となった。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の380億円→420億円(前期は457億円)に10.5%上方修正し、減益率が17.0%減→8.3%減に縮小する見通しとなった。

⇒⇒NIPPOの詳しい業績推移表を見る

■やまや <9994>  3,325円  +310 円 (+10.3%)  本日終値

やまや <9994> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比40.7%増の61.7億円に拡大し、通期計画の66億円に対する進捗率は93.6%に達し、5年平均の79.0%も上回った。

⇒⇒やまやの詳しい業績推移表を見る

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