明日の株式相場見通し=1ドル=107円台を警戒して売り先行

市況
2018年2月13日 17時29分

あす(14日)の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安進行への警戒感などから売り先行の展開となりそうだ。13日午後5時20分現在の外国為替市場では、1ドル=107円60銭台と、昨年9月以来約5カ月ぶりの円高水準となっている。こうした円高傾向が継続すれば、あすの東京株式市場で輸出関連企業の採算悪化懸念から売りが先行しそうだ。

市場関係者からは「きょうは、株価の先行き見通しへの疑心暗鬼が露呈する値動きとなった。前場は、12日の米株式市場でNYダウ平均株価が410ドルの大幅高となったことを好感して、日経平均も一時300円近くの上昇をみせた。ところが、後場に入ると一転して上昇幅を急速に縮小する展開となり、午後2時過ぎには前週末比でマイナス圏に沈み、終値は100円を超える下落幅となった。外国為替市場での円高・ドル安進行も株価下落の一因となっていることは確かだが、米国株も含めて株式市場への根強い先行き不安感が根本にあるようだ」との見方が出ていた。

13日の東京株式市場は、前日の米株高を好感して朝方は大きく買い優勢で始まったものの続かず、後場は急速に地合いが悪化した。日経平均株価終値は、前週末比137円94銭安の2万1244円68銭と続落した。

日程面は、10~12月期の国内総生産(GDP)速報値、1月の新築マンション動向、1月の投資信託概況に注目。海外では、NATO国防相理事会、米1月の消費者物価指数・小売売上高、独10~12月期のGDPが焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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