オンコリスバイオファーマ---OBP-1101(テロメスキャンF35)に関する欧州における特許査定

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2018年2月16日 12時34分

オンコリスバイオファーマ<4588>は15日、がんの体外検査薬として開発を進めているOBP-1101(テロメスキャンF35)について、欧州特許出願の特許査定を受けたと発表した。

特許査定を受けたのは、テロメスキャン(OBP-401)の遺伝子配列の中に、正常血液細胞での遺伝子発現を抑制するマイクロRNA干渉遺伝子を組み込み、より特異的にがん細胞を蛍光発光させる制限増殖型アデノウイルスに関するもの。これにより、テロメスキャンを用いたがんの体外検査薬ビジネスの海外展開が更に増強されるとしている。がん細胞検出に対する特異性が高められたことにより、これまでの技術では検出が困難だった、悪性度の高い血中の微量の生きたがん細胞(間葉系がん細胞)の検出を可能にする。

同社は、この技術が、がんの超早期発見、予後モニタリング、治療薬選択の一助になることを目指し、国内外の研究機関及び企業と開発を進めている。

また、同社はOBP-1101をカバーする複数の特許を保有しているが、今回の特許査定により、欧州における特許保護期間が最長で2032年2月まで延長される。同特許は、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所により出願されているが、同社は同研究所から2011年4月にOBP-1101の全世界における独占的な実施権の許諾を受けている。

今後も、世界でのテロメスキャンの開発促進及び知的財産権の強化を図り、医療現場でのニーズの充足を目指すとしている。

《MW》

提供:フィスコ

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