中長期運用で関心が高まるESG投資、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年2月16日 13時28分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

2/16付の「DailyOutlook」では、ESG投資について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『世界の機関投資家の間では近年、ESG投資が注目されている。ESG投資とはEnvironment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の3つの観点を考慮した投資手法のことを指す』と伝えています。

続けて、世界最大級の年金基金である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も2017年からESG指数に連動した日本株のパッシブ運用を1兆円規模で始めたことを挙げ、『長期的な企業価値向上の視点で無視出来ない動きとなっている。GPIFはESG投資に取り組み始めた理由を「長期にわたって安定したリターンを獲得するためには、投資先の個々の企業の価値が持続的に高まることが重要」、「資本市場は長期的にみると環境問題や社会問題の影響から逃れられないので、こうした問題が最小化されて社会全体が持続可能になることが、長期の投資リターンを追求するうえでは不可欠」と説明している』と分析しています。

さらに、『GPIFは日本株において、3つのESG関連指数、「FTSEBlossomJapanIndex」、「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」、「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」を採用している。前者2つはESG全体にかかわる総合型、残りの1つはテーマ型(社会・S)の指数である。女性活躍については、一方で経済産業省と東京証券取引所が共同で、2012年度より女性活躍推進に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」として選定するなど、株式市場で関心が高まりつつある』とまとめています。

最後にレポートでは、『主なESG関連銘柄』を紹介しています。2017年12月時点で、GPIF採用の3指数全てに含まれているのは64銘柄。このうち、NTTドコモ<9437>や三菱電<6503>、コマツ<6301>など時価総額上位40銘柄が挙げられていますので、詳しくは2/16付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《DM》

提供:フィスコ

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