日経平均は反発、ハイテク堅調、まずは22000円キープを見極めたいところ/ランチタイムコメント

市況
2018年2月21日 12時14分

日経平均は反発。139.45円高の22064.55円(出来高概算5億9000万株)で前場の取引を終えた。20日の米国市場は小売大手のウォルマートの決算が嫌気されたほか、長期金利の上昇等を受けて利益確定の流れが強まった。ただし、半導体関連などは全般堅調に推移しており、為替市場での円高一服もあって、小幅に上昇して始まった。その後下げに転じる局面もみられたが、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、TDK<6762>、ファナック<6954>などが日経平均をけん引する格好となり、再び22000円を回復している。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターではガラス土石、電気機器、その他製品、機械、化学、パルプ紙、鉄鋼、水産農林、輸送用機器、精密機器、小売が堅調。半面、証券、保険、銀行、電力ガス、医薬品がさえない。

日経平均は下げに転じる局面においては、5日線やボリンジャーバンドの-1σなどが支持線として機能する格好から反転しており、節目の22000円を回復している。出来高が薄い中、先物主導によるインデックス売買に振らされる可能性があるが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などがしっかりで推移しており、22000円キープをみせられるかが注目される。

また、銀行が弱含みではあるが、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を控えてのポジション調整であろう。1月半ば以降、調整が強まっていたハイテク株やインフラ関連、省力化関連などが底堅い値動きをみせられれば、センチメントが改善傾向をみせてきそうだ。不安定ではあるが、まずは22000円キープを見極めたいところである。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

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