22000円キープ出来ずも踏ん張りはみられた【クロージング】

市況
2018年2月21日 16時02分

21日の日経平均は反発。45.71円高の21970.81円(出来高概算13億8000万株)で取引を終えた。20日の米国市場ではNYダウが250ドルを超える下落となったが、半導体関連が堅調だったほか、為替市場で円高が一服するなか、小幅に反発して始まった。その後は下げに転じる局面もみられたが、指数インパクトの大きい値がさ株の一角が日経平均を押し上げており、後場寄り付き直後には一時22130.58円まで上げ幅を広げている。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を控えてのポジション調整もみられ、大引けにかけては上げ幅を縮めている。

東証1部の騰落銘柄は値上り数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。セクターではガラス土石、電気機器、その他製品、機械、パルプ紙、空運、輸送用機器がしっかり。半面、保険、証券、銀行、医薬品、卸売、電力ガスがさえない。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>、TDK<6762>が下支え。

日経平均は22000円をキープできなかったが、5日線やボリンジャーバンドの-1σが支持線として意識されており、踏ん張りはみられた。出来高が膨らまず、薄商いの中を先物主導のインデックス売買に振らされやすい需給状況の中では、底堅かったとみられる。金融セクターは総じて軟調だったが、FOMC議事録の公表が通過した後には、改めて見直される可能性がありそうだ。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.