内需系の好業績銘柄へは押し目拾いの動き/オープニングコメント

市況
2018年2月23日 8時32分

23日の日本株市場は前日の大幅下落の反動は意識されるものの、円高が重しとなりやすく、こう着感の強い相場展開になりそうだ。22日の米国市場は、NYダウが3日ぶりに反発となったが、長期金利の上昇一服から金融セクターが売られており、重しとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の21710円、円相場は1ドル106円60銭台での推移に。

長期金利の上昇一服やVIX指数の落ち着きから底堅い相場展開が意識されるが、一方でトランプ米大統領は、貿易赤字の削減に意欲を示し、輸出に有利なドル安を容認する姿勢をにじませており、円高が重しになりやすいだろう。そのため輸出関連などは手掛けづらくなりそうだ。

一方で原油相場の上昇や米エネルギー会社のチェサピーク・エナジーが決算評価から大幅に上昇しており、資源関連への手掛かり材料になりやすい。また、円高を背景に内需系の好業績銘柄へは押し目拾いの動きが意識されそうだ。その他、投信設定が需給面での下支えとなる可能性もあるため、中小型株のほか、割安感のある低位株等が物色対象になりそうだ。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

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