話題株ピックアップ【夕刊】(2):グリー、テレ東HD、ソフトバンク

注目
2018年2月26日 15時22分

■グリー <3632>  683円  +17 円 (+2.6%)  本日終値

グリー<3632>が高い。同社はきょう、人気アイドルグループ「NEWS」との実写恋愛シミュレーションゲーム「NEWSに恋して」の配信を決定し、事前登録を開始したと発表。配信開始は今春を予定。このゲームでは、写真やボイスはすべて撮り下ろしで、ストーリーの途中で彼と電話(収録済み音声が再生される)やチャットで会話したり、ボイス付きのアラームを設定したりすることができる。なお、事前登録の開始にあわせキャンペーンを実施することも明らかにしている。

■テレ東HD <9413>  2,751円  +67 円 (+2.5%)  本日終値

テレビ東京ホールディングス<9413>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が23日付で投資判断「ニュートラル」を継続し、目標株価を2430円から2520円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、番組制作費の増加に伴いBS放送事業の利益予想を減額する一方で、視聴率堅調を背景にスポット・タイム合計売上高予想の増額と、海外向けゲームアプリ・動画配信を中心とするライツ収入拡大を考慮し、地上波放送事業の利益予想を増額。また、好調な通信販売などを踏まえて、放送周辺事業の利益予想を増額し、18年3月期営業利益予想を60億円から68億円へ、19年3月期を同55億円から63億円へ、20年3月期を同49億円から57億円へそれぞれ上方修正している。

■三菱商事 <8058>  3,029円  +60.5 円 (+2.0%)  本日終値

三菱商事<8058>が5日ぶり反発。ここ原油市況高が顕著となっており、前週末のWTI原油先物価格は78セント高の1バレル=63ドル55セントと続伸、2月5日以来の水準を回復したことで、資源エネルギー分野に強みを持つ総合商社にとって追い風が意識される状況だ。また、同社は原料炭や銅鉱山の開発など金属事業が収益の柱となっており、最近の銅価格など非鉄市況の上昇が株価押し上げ材料としてポジティブに働いている。18年3月期最終利益は2度の上方修正を経て前期比23%増の5400億円とピーク利益更新を見込んでいる。19年3月期についても伸び率こそ鈍化するものの増益基調継続を予想する声が強い。

■山一電機 <6941>  1,875円  +32 円 (+1.7%)  本日終値

山一電機<6941>が続伸。前週末23日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の自社株買いでは、上限を20万株(発行済み株数の0.88%)、または3億円としており、取得期間は3月1日から5月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。

■ソフトバンクグループ <9984>  9,050円  +154 円 (+1.7%)  本日終値

ソフトバンクグループ<9984>が商いを膨らませ続伸。きょうは先物主導の全体リスクオン相場で、裁定買いなどインデックス買い効果による浮揚力が働いた。また、新たなテーマ性も内包。米国で宇宙開発が加速するなか、同社も宇宙開発分野に積極的な姿勢をみせていることが注目されている。900機を超える小型衛星を宇宙に飛ばす構想で話題となった米ワンウェブ社にも出資するなど、株価の刺激材料となっているもよう。

■東京エレクトロン <8035>  20,650円  +275 円 (+1.4%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>などの半導体製造装置メーカーやSUMCO<3436>、信越化学工業<4063>など半導体材料を手掛ける企業に買いが集まった。世界的な半導体需要の好調が改めて確認されるなか、前週末の米国株市場ではNYダウやナスダック指数など主要指数が大幅高に買われ、そのなか、インテルが4%超の上昇をみせるなど半導体関連が大幅上昇、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も2%を上回る上昇をみせた。これを受けて、東京市場でも半導体セクター全般を買い戻す動きが強まった。

■キトー <6409>  2,110円  +21 円 (+1.0%)  本日終値

キトー<6409>に注目したい。同社は工場で使われるチェーンブロックなど巻上機の大手企業。14日に発表された第3四半期(17年4~12月)の連結営業利益は前年同期比32%増の26億700万円と大幅増益だった。日本に加え北米や欧州、アジア向けの需要が伸びている。18年3月通期の同利益は44億円(前期比4%増)で据え置かれたが、市場には50億円台への増額修正観測が膨らんでいる。世界的な景気拡大による旺盛な設備需要に乗っており、業績の拡大基調は続きそうだ。19年3月期の同利益は60億円台に乗せるとの期待が強い。2000円台の上場来高値圏にある株価は、ここから一段高が期待できる。(地和)

■日本郵船 <9101>  2,350円  +17 円 (+0.7%)  本日終値

日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手をはじめ海運株が軒並み高い。発電に使う石炭の輸送需要が旺盛ななか、ばら積み船のチャーター料が上昇傾向にあり、海運セクターの株価にもポジティブに働いている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は、前週に安い日がなく5日続伸、前週末は18ポイント高の1185まで上昇した。元来、同指数と連動性の高い海運株は底値圏に位置していたこともあってリターンリバーサル狙いの買いを呼び込んだ。

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