【↑】日経平均 大引け| 大幅続伸・2万2000円台回復、米株高で買い優勢 (2月26日)

市況
2018年2月26日 16時44分

日経平均株価

始値  22134.64

高値  22226.53(09:06)

安値  22040.87(11:10)

大引け 22153.63(前日比 +260.85 、 +1.19% )

売買高  12億4254万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆2469億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は大幅続伸、2万2000円大台回復

2.米株高で大きく買い先行

3.為替が円高に振れ一時伸び悩むも底堅い展開

4.後場に海外勢の先物に絡んだ買いで切り返す

5.売買代金は2兆2000億円台と低調

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは347ドル高と大幅続伸。米長期金利と相場の予想変動率を示すVIX指数が低下したことで安心感が広がり買いが優勢となった。

週明けの東京市場では、米株高を受けリスクを取る動きが強まった。日経平均株価は上値の重い局面もあったが、後場買い直され2万2000円台で着地した。

実質3月相場入りとなった26日の東京市場は、朝方から大きく買い優勢に傾いた。米長期金利の上昇一服とVIX指数の低下が投資家の不安心理を後退させている。前週末の米国株市場では、NYダウが大幅高となったのをはじめ主要株価指数が軒並み上昇、これを受けて主力株中心に広範囲に買いが続いた。日経平均2万2000円台は戻り売り圧力も強く、前場後半は急速にドル安・円高に振れる外国為替市場を横目に伸び悩む場面もあった。しかし、後場に入ると為替が円高水準で推移しているにも関わらず再び買いに厚みが加わる展開に。海外ヘッジファンドとみられる先物へのショートカバーが利いて現物株市場も上げ足を強める形となった。もっとも実需の買いは限定的とみられ、東証1部の売買代金は盛り上がりを欠いており2兆2000億円台にとどまった。

個別ではソフトバンクグループ<9984>が高く、トヨタ自動車<7203>、ファナック<6954>もしっかり。久光製薬<4530>が大幅高となったほか塩野義製薬<4507>、武田薬品工業<4502>など医薬品株が上昇した。また、北沢産業<9930>が高水準の商いをこなし続急伸、日本通信<9424>も買われた。メンバーズ<2130>も値を飛ばしたほか、スターティア<3393>、東陽倉庫<9306>も人気。宇部興産<4208>、日本エム・ディ・エム<7600>も高い。

半面、日本電産<6594>が軟調、東海カーボン<5301>も値を下げた。ブイ・テクノロジー<7717>が売られ、田中商事<7619>、市光工業<7244>が急落、gumi<3903>、ジャパンベストレスキューシステム<2453>も大幅安となった。日本冶金工業<5480>、ヨータイ<5357>も下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ソフトバンク <9984> 、KDDI <9433> 、テルモ <4543> 、東エレク <8035> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約75円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄は東海カ <5301> 、住友鉱 <5713> 、安川電 <6506> 、千代建 <6366> 、JT <2914> 。押し下げ効果は約9円。

東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は非鉄金属、保険業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)精密機器、(2)医薬品、(3)情報・通信業、(4)パルプ・紙、(5)卸売業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)石油石炭製品、(2)ガラス土石製品、(3)その他金融業、(4)ゴム製品、(5)サービス業。

■個別材料株

△アクシーズ <1381> [JQ]

日ハム <2282> との資本・業務提携を発表。

△ウイルプラス <3538>

東証が貸借銘柄に選定。

△モバファク <3912>

4.2%を上限に自社株買いを実施。

△久光薬 <4530>

「21年2月期に営業利益310億円の計画」との報道。

△アトミクス <4625> [JQ]

株主優待制度を導入へ。

△JCU <4975>

1→2の株式分割と自己株消却を実施。

△阪神燃 <6018> [東証2]

船舶用ガスエンジンが完成。

△三社電機 <6882> [東証2]

未定だった期末配当は8円増配。

△抵抗器 <6977> [東証2]

17年12月期期末一括配当を10円増額。

△バイテックH <9957>

「キヤノンと国内最大の植物工場を建設」との報道。

▼キタック <4707> [JQ]

11-1月期(1Q)経常は赤字拡大で着地。

▼田中商事 <7619>

今期経常を一転22%減益に下方修正、未定だった配当は5円減配。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)メンバーズ <2130> 、(2)北沢産 <9930> 、(3)アトラ <6029> 、(4)JCU <4975> 、(5)セック <3741> 、(6)ウイルプラス <3538> 、(7)ハイマクス <4299> 、(8)日本通信 <9424> 、(9)シード <7743> 、(10)MDV <3902>

値下がり率上位10傑は(1)田中商事 <7619> 、(2)高田機 <5923> 、(3)gumi <3903> 、(4)市光工 <7244> 、(5)ヨコオ <6800> 、(6)JBR <2453> 、(7)SI <3826> 、(8)Ubicom <3937> 、(9)トーセ <4728> 、(10)東海カ <5301>

【大引け】

日経平均は前日比260.85円(1.19%)高の2万2153.63円。TOPIXは前日比14.28(0.81%)高の1774.81。出来高は概算で12億4254万株。東証1部の値上がり銘柄数は1352、値下がり銘柄数は621となった。日経ジャスダック平均は4123.21円(29.72円高)。

[2018年2月26日]

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