明日の株式相場見通し=目先的な達成感で一服商状、円相場にらみの地合い継続

市況
2018年2月26日 17時57分

あす(27日)の東京株式市場は、きょうの日経平均株価が大幅高となり、終値で19日以来1週間ぶりに2万2000円の大台を回復したことによる目先的な達成感もあることから、利益確定が優勢となり全体相場は一服商状となる可能性がある。

市場関係者からは「きょうは、前週末23日の米株式市場でNYダウ平均株価が前日比347ドル高と大幅高したことを好感して買い優勢の展開となった。東京外国為替市場で、一時1ドル=106円台半ばへと円高・ドル安が進行したのを受けて、日経平均の上昇幅が縮小する場面があったものの、GLOBEX(シカゴ先物取引システム)の時間外取引で米株価指数の上昇幅が拡大すると、日経平均も再び上昇幅を拡大した。ただ、東証1部の売買代金は2兆2469億円と20日に次いで今年2番目の薄商いとなった」との見方が出ていた。

26日の東京株式市場は、米株高を受けリスクを取る動きが強まった。日経平均株価は上値の重い局面もあったが、後場買い直されて2万2000円台を回復した。日経平均株価終値は、前週末比260円85銭高の2万2153円63銭と続伸した。

日程面では、三菱重工業<7011>と宇宙航空研究開発機構(JAXA)によるH2Aロケット打ち上げに注目。海外では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が米下院で初の議会証言、非公式EU外相会合、EU総務理事会、米1月の耐久財受注が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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