【↑】日経平均 大引け| 大幅に3日続伸、米株高に追随し買い先行 (2月27日)

市況
2018年2月27日 16時54分

日経平均株価

始値  22391.67

高値  22502.05(11:05)

安値  22325.07(14:48)

大引け 22389.86(前日比 +236.23 、 +1.07% )

売買高  13億2910万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆6299億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は3日続伸、米株市場の大幅高に追随する展開に

2.VIX指数の低下と米長期金利の上昇一服も投資家心理を改善

3.一時は先物主導の裁定買いが流入し、全体指数押し上げに寄与

4.パウエルFRB議長の議会証言待ちで日経平均は後半伸び悩む

5.値上がり銘柄数は全体の6割弱にとどまるも、鉱業や電機株が上昇を牽引

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは399ドル高と大幅に3日続伸した。米長期金利の上昇一服を受け、シスコシステムズやインテルなどハイテク株が買われ指数を押し上げた。

東京市場では上昇が続く米国株市場に追随し、終始買い優勢の展開となった。ただ、後場終盤になって日経平均株価は手仕舞い売りに上げ幅を縮小した。

27日の東京市場は、朝方から買いが先行した。前日の米国株市場でNYダウが約400ドルの上昇をみせたことを受けて投資家心理が改善し、主力株を中心に広範囲に買いが優勢となった。米長期金利がここ低下傾向にあることやVIX指数の低下がプラスに作用している。寄り後も日経平均は先物主導の裁定買いを足場に上値指向を続け、一時350円高で2万2500円台に買われる場面もあった。現地時間27日にパウエルFRB議長の議会証言を控え、この結果を見極めたいとの思惑から後場は伸び悩んだ。大引けにかけて手仕舞い売りも観測され、東証1部の値上がり銘柄数は全体の6割弱にとどまった。業種別には鉱業や非鉄、電気機器、精密機器などが買いを集め全体指数を押し上げた。

個別では、売買代金トップの任天堂<7974>が高く、ソニー<6758>、トヨタ自動車<7203>もしっかり。東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>なども上昇した。サイバーコム<3852>がストップ高に買われたほか、ワコム<6727>も物色人気となった。千代田化工建設<6366>、アルプス電気<6770>なども商いを伴い高い。バイテックホールディングス<9957>、宮越ホールディングス<6620>が値を飛ばし、フィックスターズ<3687>も上値を追った。

半面、スタートトゥデイ<3092>が安く、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>も売りに押された。ラクーン<3031>が急落、アウトソーシング<2427>、ソースネクスト<4344>も大きく値を下げた。豊和工業<6203>が売られ、ディー・エル・イー<3686>、LIFULL<2120>も下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、ファストリ <9983> 、TDK <6762> 、安川電 <6506> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約71円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はヤマトHD <9064> 、ヤマハ <7951> 、リクルート <6098> 、キリンHD <2503> 、サッポロHD <2501> 。押し下げ効果は約10円。

東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)電気機器、(3)保険業、(4)非鉄金属、(5)精密機器。一方、下落は5業種のみで下落率の上位から(1)サービス業、(2)陸運業、(3)海運業、(4)食料品、(5)水産・農林業。

■個別材料株

△日基技 <1914>

岩井コスモ証券が新規「A」でカバレッジ開始。

△エンカレッジ <3682> [東証M]

1→2の株式分割を実施。

△KeyH <4712> [JQ]

株主優待制度を拡充。

△メディアS <4824> [東証M]

「3メガ銀、QRコード決算に参入へ」との報道。

△CIJ <4826>

1.76%を上限に自社株買いを実施。

△アルプス <6770>

「アルパインとの統合を19年1月に前倒し」と報道。

△ダイヤ電機 <6895> [東証2]

1→2の株式分割を実施。

△平山 <7781> [JQ]

子会社がミャンマーの大学と技術者育成を開始。

△セレスポ <9625> [JQ]

株主優待制度を新設。

△バイテックH <9957>

植物工場の大展開を図る成長戦略を発表。

▼ラクーン <3031>

5-1月期(3Q累計)経常は5%増益も対通期進捗は過去平均を下回る。

▼田岡化 <4113> [東証2]

通期利益予想上方修正も4Q利益が期待下回る。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)サイバーコム <3852> 、(2)ワコム <6727> 、(3)山洋電 <6516> 、(4)バイテックH <9957> 、(5)宮越HD <6620> 、(6)千代建 <6366> 、(7)鈴木 <6785> 、(8)アルバック <6728> 、(9)ケーユーHD <9856> 、(10)アルプス <6770>

値下がり率上位10傑は(1)ラクーン <3031> 、(2)アウトソシン <2427> 、(3)MDV <3902> 、(4)ソースネクス <4344> 、(5)ヴィンクス <3784> 、(6)Nフィールド <6077> 、(7)豊和工 <6203> 、(8)DLE <3686> 、(9)LIFULL <2120> 、(10)マツオカ <3611>

【大引け】

日経平均は前日比236.23円(1.07%)高の2万2389.86円。TOPIXは前日比15.53(0.88%)高の1790.34。出来高は概算で13億2910万株。東証1部の値上がり銘柄数は1201、値下がり銘柄数は751となった。日経ジャスダック平均は4125.41円(2.20円高)。

[2018年2月27日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.