本日注目すべき【好決算】銘柄 ディディエス、ヴィスコ、SKジャパン (27日大引け後 発表分)
27日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ディディエス <3782> [東証M] ★非開示だった今期経常は13期ぶり最高益更新へ
◆非開示だった18年12月期の連結経常損益は4.4億円の黒字(前期は2億円の赤字)と13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期はセキュリティ強化を進める金融、医療機関などに指紋認証ソフトの販売が拡大する。また、次世代オンライン認証規格「FIDO」に準拠した認証基盤リューションの導入も広がる。
併せて、販売・資本業務提携先である米ノックノックラブズ社と総代理店契約を結んだと発表。商談の継承により、今期売上高に2億円を加算した。
アルファCo <3434> ★期末配当を10円増額修正
◆18年3月期の期末配当を従来計画の15円→25円(前期は15円)に大幅増額修正した。9日に発表した通期業績予想の上方修正を踏まえ、株主への利益還元を増やす。年間配当は40円となる。
ヴィスコ <6698> [JQ] ★今期経常を36%上方修正、1→8の株式分割
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の3億0800万円→4億2000万円に36.4%上方修正。増益率が14.1%増→55.6%増に拡大する見通しとなった。主力の電子部品業界向けを中心に画像処理検査装置の販売が想定より伸びることが寄与。上場関連費用の支出を抑制したことも上振れに貢献する。
併せて、3月末現在の株主を対象に1→8の株式分割を実施すると発表。株式流動性の向上と投資家層の拡大を好感する買いが期待される。
日電子 <6951> ★今期経常を59%上方修正
◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→43億円に59.3%上方修正。増益率が56.6%増→2.5倍に拡大する見通しとなった。産業機器事業の採算が想定より上向くほか、円安効果も利益上振れに貢献する。
SKジャパン <7608> ★今期経常を27%上方修正
◆18年2月期の連結経常利益を従来予想の2億4000万円→3億0400万円に26.7%上方修正。増益率が2.0倍→2.6倍に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は1月に続き、2回目。「星のカービィー」などの定番キャラクター商品の好調継続に加え、利益率の高い自社企画品「もちもちマスコット」「忠犬もちしば」の販売拡大も寄与する。
株探ニュース