世界で脚光浴びる「5G」、1年前倒しの商用化で関連銘柄にインパクト<注目テーマ>

特集
2018年2月27日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1 パワー半導体

2 カジノ関連

3 人工知能

4 電線地中化

5 5G

6 半導体製造装置

7 全固体電池

8 量子コンピューター

9 仮想通貨

10 防衛

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「5G」が5位となっている。

あらゆるものをネットで接続するIoTの概念は、ビッグデータや人工知能(AI)の普及と足並みを合わせ我々の日常に急速に浸透しつつある。しかし、実際、本格的に普及する段階では多くのハード技術面での支えが求められる。

IoT時代が加速する2020年には500億台の機器がオンライン化されるとの試算があるなかで、デバイスとしてはセンサーの需要が爆発的に伸びることになるが、一方でインフラ面では、LTEの1000倍以上の大容量化と10Gbps以上の通信速度を実現する次世代通信規格「5G」の実用化が必須とみられている。

また、エレクトロニクス化が進む自動車市場でも5Gの存在は欠かせない。トヨタ自動車<7203>などが注力するコネクテッドカーは、IoTの一形態であり、その際にも高速・大容量の5G技術は前提条件として外すことができない。

こうした背景をもとに、この5G分野でビジネスチャンスをつかむ企業は、株式投資の観点からも将来の収益成長が約束された銘柄群として要注目となる。

27日付の日本経済新聞が、5Gの商用化に向けて世界の通信事業者や機器メーカーが一斉に動き出したことを報じており、これが関連銘柄の株価を強く刺激する格好となった。スペイン・バルセロナで前日開幕したモバイルワールドコングレス(MWC)の記者会見などで、各国の通信機器メーカーや通信事業者が5Gの商用化1年前倒しを明らかにしたことが伝わっている。安倍政権では5Gの商用化に向け17年度から実証実験を開始、20年には国内で商業化されるというシナリオを描いていたが、世界の動きに合わせ、NTTドコモ<9437>.ソフトバンクグループ<9984>、KDDI<9433>など国内メガキャリアの投資が今後加速する可能性が高まっており、関連株も大きく見直される契機となりそうだ。

有力関連株としてはアンリツ<6754>、デンソー<6902>、アルチザネットワークス<6778>、サイバーコム<3852>、アイレックス<6944>、PALTEK<7587>、理経<8226>、ネクストジェン<3842>、フェローテックホールディングス<6890>、ヨコオ<6800>、原田工業<6904>などが挙げられる。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.