話題株ピックアップ【昼刊】:DyDo、アインHD、ファストリ

注目
2018年3月5日 11時39分

■DyDo <2590>  6,970円  +630 円 (+9.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位

ダイドーグループホールディングス<2590>が大幅高で、上場来高値を更新した。同社は2日取引終了後に、19年1月期通期の連結業営業利益は57億4000万円(前期比17.4%増)を見込むと発表。また、同時に19年7月から希少疾病用医薬品事業に参入することも明らかにしており、これらが材料視されているようだ。今期の売上高は1752億2000万円(同1.5%増)を予想。主力の国内飲料事業の売上高は1270億7000万円(同0.3%増)、同事業の営業利益は自販機固定費の削減効果などで67億円(同20.9%増)を見込んでいる。

■ラクス <3923>  3,355円  +195 円 (+6.2%)  11:30現在

2日、ラクス <3923> [東証M]が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■アインホールディングス <9627>  7,590円  +420 円 (+5.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位

2日、アインホールディングス <9627> が決算を発表。18年4月期第3四半期累計(17年5月-18年1月)の連結経常利益が前年同期比47.3%増の147億円に拡大して着地したことが買い材料視された。前期にM&Aで獲得した調剤薬局や新規出店したドラッグストアが寄与し、9.9%の増収を達成したことが寄与。ドラッグストアでのPB商品の積極展開に加え、業務効率化によるコスト低減なども大幅増益に貢献した。

■ユナイテッドアローズ <7606>  4,475円  +145 円 (+3.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位

ユナイテッドアローズ<7606>が反発している。前週末2日の取引終了後に発表した2月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比4.7%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。前年に比べて気温が低く推移したものの、春物衣料が動き始めたほか、メンズでは長袖カット、パンツ、ウイメンズではスプリングコート、ワンピースなどが順調に推移した。また、服飾雑貨では前月から引き続きリモワのスーツケースが順調に推移し、既存店売上高の増加に寄与した。

■共立メンテナンス <9616>  4,565円  +115 円 (+2.6%)  11:30現在

共立メンテナンス <9616> が全般悪地合いのなか、3日ぶりに反発している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券2日付で同社の目標株価を5700円→6000円に引き上げたことが買い材料視されたようだ。リポートでは、ホテル事業の客室単価上昇や流動化による開発加速を評価。これを踏まえ、18年3月期の連結営業利益を130億円→132億円(会社計画は126億円)、19年3月期を149億円→157億円、20年3月期を165億円→173億円にそれぞれ引き上げた。また、株価は依然割安感があるとみて、投資判断は「Buy(買い)」を継続している。

■カルビー <2229>  3,510円  +75 円 (+2.2%)  11:30現在

カルビー<2229>、江崎グリコ<2206>、明治ホールディングス<2269>など食品関連に物色資金が流入している。全体相場は円高などの影響もあって下値模索の動きを続けているが、輸出主力株に逆風が強い一方で、ディフェンシブセクターである食品株は相対的に強い動きが目立つ。足もと進む円高についても、原料コストの低下が見込めるため収益メリットとなる点が買いの根拠となっている。

■ファーストリテイリング <9983>  41,770円  +790 円 (+1.9%)  11:30現在

ファーストリテイリング<9983>が4日ぶりに反発している。前週末2日の取引終了後に発表した2月の国内ユニクロ売上高速報で、既存店売上高が前年同月比5.1%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことを好感した買いが入っている。月前半に気温が低く推移したことで、「ヒートテック」や「ウルトラライトダウン」など冬物商品が好調だったことに加えて、中旬以降は春物商品が順調に立ち上がり始めたことから、既存店売上高は増収となった。なお、前月に落ち込んだ客数は同0.2%増とプラスに転じ、客単価は同4.8%増と堅調を持続した。

■ニッコンHD <9072>  2,687円  +50 円 (+1.9%)  11:30現在

2日、ニッコンホールディングス <9072> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.03%にあたる70万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月5日から5月31日まで。

■S Foods <2292>  4,230円  +70 円 (+1.7%)  11:30現在

S FOODS<2292>に注目したい。主力商品の「こてっちゃん」のほか、食肉流通の川上から川下までを展開している。第3四半期(17年3~11月)の連結営業利益は前年同期比10%増の83億400万円だった。輸入牛肉や輸入豚肉などが好調だ。18年2月通期の業績は会社計画の115億円に対して市場には120億円(前期比14%増)へ増額修正され、最高益を更新するとの期待が出ている。2月に今期配当を従来予想の38円から43円(前期比8円増)とすることを発表。株価は昨年12月に5300円の上場来高値をつけた後は、調整局面にあるが好業績の内需株として評価余地は大きく本格反騰が見込める。(地和)

■アダストリア <2685>  2,360円  +31 円 (+1.3%)  11:30現在

アダストリア<2685>が反発している。前週末2日の取引終了後に発表した2月度の国内月次売上高で、既存店売上高は前年同月比2.7%減と3カ月連続で前年実績を下回ったが想定内との見方が強く、この日は買いがやや優勢となっている。ニットやカーディガン、アウターなどが売り上げを牽引したほか、バッグ類やコラボ雑貨などが人気だったが、全国的に気温が低く推移したため春物の売り上げが伸びきらず、既存店売上高は減少した。なお、昨年3月からの累計では、既存店売上高は前期比0.6%減、全店売上高は同3.2%増となった。

■テレ朝HD <9409>  2,134円  +15 円 (+0.7%)  11:30現在

テレビ朝日ホールディングス<9409>が反発。前週末2日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を2990億円から3000億円(前期比1.4%増)へ、営業利益を175億円から180億円(同4.2%増)へ、純利益を135億円から150億円(同6.0%減)へ上方修正したことが好感されている。タイム収入やインターネット収入などの売上高が予想を上回る見通しであることが要因という。また同時に、秋田朝日放送(秋田市)および新潟テレビ二十一(新潟市中央区)の株式を追加取得し、持ち分法適用関連会社化すると発表しており、これに伴い負ののれんを持ち分法による投資利益に計上する見込みであることも反映させたとしている。

■アステラス製薬 <4503>  1,522.5円  +8 円 (+0.5%)  11:30現在

アステラス製薬<4503>やエーザイ<4523>、小野薬品工業<4528>など製薬大手に高いものが目立つ。5日付の日本経済新聞で、「世界の製薬大手が大型新薬を中国市場に相次ぎ投入する」と報じられており、これを好材料視した買いが入っているようだ。記事によると、17年までの規制緩和で中国当局の販売承認を得るまでの期間が1年以上短くなり、世界2位の市場がさらに拡大する見込みであることがその要因としている。なかで、主力の前立腺がん治療薬「イクスタンジ」の発売を準備中と紹介されたアステラス製薬や、肝臓がん治療薬「レンビマ」の販売承認を申請したとあるエーザイ、米ブリストル・マイヤーズスクイブと共同開発し、肺がんに効くオプジーボの販売承認を申請し、年内の発売が見込まれるとされた小野薬が買われている。

■日新製鋼 <5413>  1,381円  +4 円 (+0.3%)  11:30現在

日新製鋼<5413>が4日ぶりに反発している。前週末2日の取引終了後、3カ年の中期経営計画を発表しており、最終年度である21年3月期に連結経常利益400億円以上(18年3月期予想180億円)を目指すとしていることから、意欲的な中計との評価が高まっているようだ。コア製品戦略の先鋭化やバリューチェーンの強化を図り、収益力向上を目指すほか、新日鉄住金<5401>グループ化に伴うシナジーを見込むとしている。

■良品計画 <7453>  37,100円  +50 円 (+0.1%)  11:30現在

良品計画<7453>がしっかり。前週末2日の取引終了後に発表した2月度の月次概況で、直営既存店売上高が前年同月比6.5%増と12カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。例年より気温の低い日が多かったため、衣服・雑貨ではシャツやボトムスなど、薄手の新規商品の動きが鈍かったが、「首のチクチクをおさえた洗えるタートルネックセーター」や、春物を含めたアウターが好調。また、生活雑貨では、前月に引き続き化粧水やタオル、スリッパが底堅く推移し、毛布やケットなど、季節ファブリックのセール販売も売り上げの底上げに寄与した。さらに、食品ではバレンタイン関連商品に加え、販売を強化したコーヒーや穀物茶シリーズの売り上げが上昇した。

■マクニカ富士 <3132>  2,382円  -431 円 (-15.3%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ

2日、マクニカ・富士エレホールディングス <3132> が190万9100株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限211万1300株の第三者割当増資を実施するほか、自己株処分による423万0900株、既存株主による793万5800株の株式売り出しを行うと発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で発行済み株式数の6.8%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は3月12日から15日までのいずれかの日に決定。最大で約224億円の調達資金については、運転資金の一部に充てる。

■翻訳センター <2483>  4,650円  +700 円 (+17.7%) ストップ高買い気配   11:30現在

2日、翻訳センター <2483> [JQ]が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄

シーズメン <3083>  1,624円  +300 円 (+22.7%) ストップ高   11:30現在

セルシード <7776>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高買い気配   11:30現在

ナビタス <6276>  765円  +100 円 (+15.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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