注目銘柄ダイジェスト(前場):メタップス、ヤーマン、ストリームなど

市況
2018年3月15日 12時18分

ヤーマン<6630>:2090円(+265円)

大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は45.8億円で前年同期比60%増益、通期計画を超過する状態となっている。先の観測報道では40億円強とされていたが、同水準を上回る内容との見方が優勢に。通期予想は観測報道通り据え置いている。また、100株以上の株主に対して13000円相当の自社製品を贈呈とする株主優待も発表している。

メタップス<6172>:2941円(+423円)

急伸。グループ子会社のpringが提供するお金コミュニケーションアプリ「pring(プリン)」が、みずほ<8411>、みずほ銀行、東邦銀行<8346>が共同で取り組むキャッシュレス決済促進に関する構想の実現性を検証する実証実験において採用されることが決定したと発表している。本実証実験の開始時期は今年6-7月をメドとしており、実施場所は福島県富岡町周辺の施設・店舗から順次浜通り地域に拡大予定としている。

ストリーム<3071>:136円(+17円)

一時153円まで急伸。18年1月期決算を発表している。営業利益は前期比49.3%減の0.95億円となり、今月9日に発表した修正予想どおり着地した。一方、19年1月期の通期業績については営業利益で同2.2倍の2.07億円との見通しを示しており、ポジティブ視されているようだ。主力のインターネット通販事業では、売れ筋商材の確保とアイテム数の充実、在庫の適正化、市場トレンドである外部サイトの活用を引き続き推進する。

神戸物産<3038>:4560円(+230円)

大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は前年同期比5.8%増の37.9億円となっている。業務スーパーの新規出店効果や既存店売上高の好調に加えて、円高による輸入品の仕入れコスト低下なども収益上伸の背景に。通期計画は前期比2.7%の増益見通しであり、ひとまず順調なスタートを切ったことが買い安心感につながっているようだ。

丸井G<8252>:2086円(+135円)

大幅反発。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も1900円から2300円に引き上げている。カード事業では、キャッシュレス化、メインカード化進行に加え、2020年の民法変更に伴う家賃保証事業などの事業領域拡大で、今後3年で110億円強の増益を予想。小売事業の回復も見込め、来期、再来期の営業利益予想を5%、9%上方修正のもよう。配当利回りも高水準と。

クスリのアオキ<3549>:7280円(+690円)

大幅反発。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は89.7億円で前年同期比5.4%増益となった。第2四半期は前年同期比単独比で2.4%増であったため、11-1月期は伸び率が高まる形になっている。既存店売上高の順調推移に加えて、過度な値引きの抑制など収益性改善施策が奏効した。順調な第3四半期業績を受けて、通期業績の達成確度は高まったとの見方になっているようだ。

ダイフク<6383>:6950円(+240円)

続伸。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も7000円から8000円に引き上げている。構造成長事業であるFA&DAの今期停滞は一時的と判断、一時的な費用増の一服や受注の良好な見通しから、来期以降に受注の加速や収益性の改善が顕在化するとみている。改めて構造成長を遂げるロジスティクスオートメーションの本命銘柄として再評価のようだ。

バリューゴルフ<3931>:3185円(-475円)

8日ぶり大幅反落。18年1月期決算を発表している。営業利益は前期比77.7%増の1.65億円となり、従来予想(1.70億円)をやや下回ったものの大幅な増益で着地した。また、19年1月期の通期業績については営業利益で同30.4%増の2.15億円との見通しを示している。ただ、17年2-10月期を営業利益1.16億円(前年同期比2.2倍)と順調に通過しており、市場の期待は一段と高かったようだ。本日は発表を受けて売りがかさんでいる。

《ST》

提供:フィスコ

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