トウモロコシはファンドの手仕舞い売りに警戒 サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

経済
2018年3月20日 9時20分

皆様こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。今日はトウモロコシ市場についてのレポートをご紹介します。

トウモロコシは相場サイクルがわかりやすいと言われていることは以前もお伝えしましたね。アメリカではとうもろこしの作付けが4月中旬頃~6月上旬に、収穫が9月~11月に例年行われ、この期間は天候で価格が左右されるので天候相場と言われます。一方、それ以外の半年は需要と供給で価格が動く需給相場になると言われています。

トウモロコシ相場は現在、時期的に需給相場にありますが、価格は上昇トレンドが続いたのち、足元では下げています。需給に関してレポートでは、『CFTCから先週末に発表された3月13日時点でのシカゴコーンにおけるファンドの買い越し枚数は、前週比9万5066枚増の41万5450枚となりました』と伝えています。

続けて、『買い越しポジションに転じてから6週間で過去4年間での最高買い越し枚数を記録しました』とのことで、『さすがにここまで短期間でファンドの買い越し枚数が急増したのですから、ファンドの手仕舞い売りに警戒する必要もありそうです』と注意を促しています。

そして、そろそろとうもろこしの作付けが気になる季節ですよね。レポートでも『米国産大豆やトウモロコシの作付面積動向が注目される時期となってきました』との見解を示しており、『今年は、米国産大豆の作付面積が少し増加し、米国産トウモロコシの作付面積が少し減少するとの見通しが多いようです』と伝えています。参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の3月19日付の「トウモロコシ市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

三井智映子の「気になるレポート」は各種レポートを三井智映子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコマーケットレポーター三井智映子

《DM》

提供:フィスコ

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