話題株ピックアップ【夕刊】(3):東エレク、ファステプ、カーディナルD

注目
2018年3月26日 15時25分

■東京エレクトロン <8035>  19,925円  -200 円 (-1.0%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体関連株が安い。前週末の米国株市場ではNYダウが400ドルを超える下げで大幅続落、波乱展開が続くなか、ハイテク株比率の高いナスダック指数はさらに下落率が大きくなっている。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3.3%の下落と崩れており、この流れを受けて東京市場でも半導体セクターにリスク回避の売り圧力が顕在化した。足もと為替が1ドル=104円台後半と円高水準にあることもネガティブに働いた。

■幸楽苑ホールディングス <7554>  1,934円  -5 円 (-0.3%)  本日終値

幸楽苑ホールディングス<7554>が3日続落。前週末23日の取引終了後、福島県郡山市と宮城県仙台市に保有する土地を売却するのに伴い、18年3月期業績に土地売却損3億2400万円を特別損失として計上すると発表しており、これを嫌気した売りが出たようだ。なお、18年3月期業績予想は現在精査中としている。

■ファステップス <2338>  2,079円  +364 円 (+21.2%)  本日終値

ファステップス<2338>が4連騰。前週末23日の取引終了後、孫会社のビット・ワン香港が、アルデプロ<8925>と仮想通貨事業で業務提携すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。アルデプロは現在、仮想通貨による不動産の販売を行っているが、販売する際の仮想通貨によるプライシングや、販売後の仮想通貨の法定通貨への換金方法などに関して、ビット・ワン香港が助言するのが目的とという。またファステップスでは同時に、香港子会社のプルレシル・ホールディングスの出資持分全てを譲渡し、19年2月期第1四半期単独決算で関係株式売却益4600万円が発生すると発表しており、これも好材料視されたようだ。

■イーブック <3658>  1,096円  +150 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

イーブックイニシアティブジャパン<3658>がストップ高。同社は23日取引終了後に、ヤフー<4689>と電子書籍事業で業務提携すると発表。共同で運営する新たなコミックアプリを今春リリースする予定だとしており、これが期待材料となったようだ。業務開始は4月1日を予定。イーブックがアプリや関連するウェブサイトの企画・制作・運営およびバックエンドシステムの開発・運用、コンテンツの調達・提供などを担当し、ヤフーはフロントエンドシステムの開発・運用やヤフー各種サービスとの連携によるユーザー誘導および集客・プロモーション、決済手段の提供などを担う。

■カーディナル <7855>  1,318円  +124 円 (+10.4%)  本日終値

カーディナル<7855>が急伸。会員カードを主力に樹脂製カードの製造を手掛け、ID情報を埋め込み無線通信によって情報をやり取りするRFIDタグ分野に積極展開している。セルフレジ関連株としてヴィンクス<3784>が急騰したが、同社株はこの後を追うように投機資金の物色ターゲットとして人気化している。

■ショーケース <3909>  1,610円  +104 円 (+6.9%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

ショーケース・ティービー <3909> が急伸。23日、出資先であるリアルワールドゲームスが開発中のスマートフォン向けゲーム「BitHunters(ビットハンターズ)」の事前登録受付を再開したと発表したことが買い材料視された。「BitHunters」は現実世界を歩いてさまざまな冒険をするスマートフォン向けリアルワールドゲーム(歩く位置情報ゲーム)。仮想通貨「トークン」を動機付けとして歩数を増やすことができるかを検証していることでも注目を集めている。1月24日に事前登録を一時中断すると発表したが、今回の再開を受けて、リリースへの期待感が改めて高まっているようだ。

■神戸天然物化学 <6568>  3,350円  +210 円 (+6.7%)  本日終値

神戸天然物化学<6568>やSOU<9270>、共和コーポレーション<6570>といった直近IPO株が高い。15日に東証マザーズに新規上場した神戸天然物化学は一時前週末に比べ10%高、19日に東証2部に上場した共和コーポは同11%高に買われた。また、22日に東証マザーズに上場したSOUはストップ高となり高値を更新した。足もとで軟調相場が続くなか、値動きの軽い直近IPO株に物色の矛先が向かった様子だ。

■ファンクリG <3266>  155円  +9 円 (+6.2%)  本日終値

ファンドクリエーショングループ<3266>が全般下げ相場のなか低位材料株ならではの強さを発揮。公募型ファンド組成・運用を手掛け、株式や不動産などに強みを持っている。不動産流動化では国内最大手の町屋旅館オペレーターであるエイジェーインターブリッジ(AJ社)と資本業務提携、インバウンドビジネスへの本格参入を図っていることで、株式市場でも注目度が高まっている。

●ストップ高銘柄

山陽百貨店 <8257>  2,500円  +500 円 (+25.0%) ストップ高   本日終値

SOU <9270>  4,680円  +700 円 (+17.6%) ストップ高   本日終値

バーチャレク <6193>  1,068円  +150 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

ニチダイ <6467>  2,660円  -700 円 (-20.8%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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