【↑】日経平均 大引け| 反発、朝安も先物主導で買い戻されプラス浮上 (3月26日)

市況
2018年3月26日 16時45分

日経平均株価

始値  20423.37

高値  20766.10(15:00)

安値  20347.49(09:20)

大引け 20766.10(前日比 +148.24 、 +0.72% )

売買高  15億7728万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆8309億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は反発、安く始まるも後場に入り先物絡め買い優勢に

2.米中貿易摩擦の激化を懸念、為替の円高警戒感はくすぶる

3.米株価指数先物の上昇を横目に225先物が買い戻され全体を後押し

4.期末も大詰めで機関投資家の保有株比率調整に伴う買いも観測

5.押し目買いニーズの強さを映し、売買代金は2兆8000億円台に膨らむ

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは424ドル安で大幅に3日続落。中国との貿易摩擦が激化するとの懸念から引き続き売りが優勢となった。

週明けの東京市場では日経平均株価が朝安後に切り返し反発となった。米株市場のリバウンド期待を先取りするかたちで後場に買いが優勢となった。

26日の東京市場は、朝方は前週末のリスクオフの流れが継続したが、その後は買い戻しが入り後場切り返しに転じた。前週末の米国株市場では、米中間で貿易戦争に発展するとの懸念から主要指数が急落、これを受け前場はリスクを避ける動きが主力株をはじめ広範囲に及んだ。外国為替市場では1ドル=104円台後半の推移となるなど円高警戒感が強まり、これも輸出株中心に売りを助長した。しかし、その後は突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが徐々に優勢となった。後場に入ると米株価指数先物の上昇を横目に日経225先物へ買い戻しが入り、これを足場に現物株もプラス転換した。また、機関投資家の保有株比率調整に伴う実需買いも反映されたもようだ。売買意欲も回復傾向にあり東証1部の値上がり銘柄数は全体の56%にとどまったものの、売買代金は2兆8000億円台と高水準だった。

個別では、ファナック<6954>、SMC<6273>が高く、信越化学工業<4063>も買い優勢。国際石油開発帝石<1605>、JT<2914>などもしっかり。イーブックイニシアティブジャパン<3658>がストップ高となったほか、レノバ<9519>が急伸、フジシールインターナショナル<7864>、ショーケース・ティービー<3909>、光通信<9435>も値を飛ばした。ヤマト インターナショナル<8127>も物色人気となった。

半面、東京エレクトロン<8035>が軟調、コマツ<6301>も値を下げた。鎌倉新書<6184>、東亜建設工業<1885>が大幅反落となったほか、インプレスホールディングス<9479>も値を下げた。ベクトル<6058>が売られ、ヤマシンフィルタ<6240>も安い。リコー<7752>、関西電力<9503>、ブレインパッド<3655>なども水準を切り下げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、ファストリ <9983> 、信越化 <4063> 、ダイキン <6367> 、リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約67円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄は東エレク <8035> 、TDK <6762> 、コマツ <6301> 、ソフトバンク <9984> 、リコー <7752> 。押し下げ効果は約17円。

東証33業種のうち上昇は23業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)パルプ・紙、(3)ゴム製品、(4)化学、(5)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)海運業、(3)保険業、(4)空運業、(5)不動産業。

■個別材料株

△IIJ <3774>

SMBC日興証券が投資評価を引き上げ。

△ショーケース <3909>

出資先が「BitHunters」の事前登録再開。

△トクヤマ <4043>

東海東京調査センターが目標株価を5120円へ引き上げ。

△ラクオリア <4579> [JQG]

EAファーマとの共同研究でマイルストン達成。

△資生堂 <4911>

三菱UFJMS証券が目標株価を6500円へ引き上げ。

△Tスマート <6246> [東証2]

今期配当を14円増額修正。

△三共興 <8018>

今期経常を50%上方修正。

△ヤマトインタ <8127>

今期経常を一転10%増益に上方修正、配当も7円増額。

△岩井コスモ <8707>

未定だった期末配当は20円増配。

△光通信 <9435>

SMBC日興証券が目標株価を1万9000円に引き上げ。

▼三菱紙 <3864>

SMBC日興証券が目標株価を650円へ引き下げ。

▼日電波 <6779>

今期最終を一転赤字に下方修正、未定だった配当は10円減配。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)イーブック <3658> 、(2)岩井コスモ <8707> 、(3)レノバ <9519> 、(4)シンクロ <3963> 、(5)キャリインデ <6538> 、(6)フジシール <7864> 、(7)KeePer <6036> 、(8)ショーケース <3909> 、(9)だいこう <8692> 、(10)光通信 <9435>

値下がり率上位10傑は(1)鎌倉新書 <6184> 、(2)東亜建 <1885> 、(3)シンシア <7782> 、(4)プロシップ <3763> 、(5)タマホーム <1419> 、(6)メック <4971> 、(7)アイフィス <7833> 、(8)スターマイカ <3230> 、(9)インプレス <9479> 、(10)ベクトル <6058>

【大引け】

日経平均は前日比148.24円(0.72%)高の2万0766.10円。TOPIXは前日比6.38(0.38%)高の1671.32。出来高は概算で15億7728万株。東証1部の値上がり銘柄数は1175、値下がり銘柄数は835となった。日経ジャスダック平均は3915.09円(19.83円安)。

[2018年3月26日]

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