明日の株式相場見通し=新規材料に乏しく買い手控え、外部要因依存強まる
あす(3日)の東京株式市場は、きょうの日経平均株価が大引け間際に急速に下げに転じた地合いの弱さを引き継いで、売り先行の推移となりそうだ。新規の手掛かり材料に乏しいなかで、買い手控え姿勢が強まりそうだ。
市場関係者からは「きょうは、先週末の海外株式市場の休場が響いて、東証1部の売買代金は1兆6740億円と今年最低の極端な薄商いにも関わらず、日経平均は後場前半まではプラス圏を維持していた。そこに、時間外の米株価指数先物の下落が伝えられて、日経平均は一転して下落に転じた。欧州株式市場は、イースターマンデーの祝日で2日も休場となるため、東京株式市場は3日も薄商いが継続しそうだ。海外株式相場の値動きや、外国人投資家の投資姿勢への依存傾向が強まっている」との見方が出ていた。
日程面では、介護業界を対象とした商談型展示会の開催、介護事業者等のM&A仲介サービス、eコマースでの介護用品の販売などを手掛けているブティックス<9272>が東証マザーズ市場に新規上場する。
このほかに、3月日銀短観「企業の物価見通し」、3月のマネタリーベースに注目。海外では、米3月の新車販売台数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)