【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、一時140円高も引け際にマイナス圏 (4月2日)

市況
2018年4月2日 17時32分

日経平均株価

始値  21441.57

高値  21597.47(12:50)

安値  21388.58(15:00)

大引け 21388.58(前日比 -65.72 、 -0.31% )

売買高  9億5673万株 (東証1部概算)

売買代金 1兆6740億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は3日ぶり反落、後場値を消し引け際にマイナス転換

2.日銀短観は大企業の設備投資計画が予想上回り、ポジティブ材料視

3.機関投資家の新年度に絡む買いも、終盤は個人の利食い圧力顕在化

4.主要海外市場休場に伴う外国人投資家の参戦減で全体商いは閑散

5.任天堂が堅調なほか、オプトHD、北の達人、レノバなど材料株が人気

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウはグッドフライデーの祝日で休場。

名実ともに新年度入りとなった週明けの東京市場では、日経平均株価が朝方小安く始まった後プラス圏に切り返したが、後場に伸び悩み終盤になって値を消しマイナス圏で着地した。

2日の東京市場は、前週に日経平均が大きく水準を切り上げた反動が出る形となった。前週末時点で25日移動平均線近辺まで戻していたが、本日は上値の重い動きとなり同移動平均線近辺で売り買いを交錯させる展開。米朝間の緊張緩和で、地政学リスクに対する警戒感が後退していることや、寄り前発表された3月の日銀短観で今年度の大企業の設備投資計画が市場予想を上回るなどの好材料もあったが、買いの勢いは限定的だった。新年度入りに伴う国内機関投資家の資金流入も観測されるなか、日経平均は一時140円強上昇する場面もあったが、後場終盤にこれまで全体相場上昇に貢献してきた個人投資家資金の利食い圧力などが反映され、引け際マイナス圏に沈んだ。本日は海外の主要市場が休場であることもあって、外国人投資家の参戦が少なく、東証1部の売買代金も1兆6000億円台と極めて低調だった。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、ファナック<6954>、キーエンス<6861>も売りに押された。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。サンワテクノス<8137>が急落、Hamee<3134>、LITALICO<6187>も大幅下落した。アカツキ<3932>、gumi<3903>なども値を下げた。アイスタイル<3660>、前田建設工業<1824>なども安い。

半面、任天堂<7974>が高く、NTT<9432>も堅調。ファーストリテイリング<9983>、SUMCO<3436>もしっかり。花王<4452>も買い優勢だった。前沢工業<6489>が大きく値を飛ばし、オプトホールディング<2389>も急騰。北の達人コーポレーション<2930>、ヴィンクス<3784>などが物色人気となったほか、レノバ<9519>、スミダコーポレーション<6817>なども上昇した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、TDK <6762> 、アドテスト <6857> 、東エレク <8035> 、花王 <4452> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約27円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、ファナック <6954> 、KDDI <9433> 、アステラス <4503> 、オリンパス <7733> 。押し下げ効果は約31円。

東証33業種のうち上昇は5業種のみで、上昇率の上位から(1)その他製品、(2)空運業、(3)電気・ガス業、(4)保険業、(5)化学。一方、下落率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)不動産業、(3)精密機器、(4)建設業、(5)石油石炭製品。

■個別材料株

△メディア工房 <3815> [東証M]

VRコントローラー端末開発の中国企業と業務提携。

△うるる <3979> [東証M]

子会社が弁護士コムと業務提携。

△スキヤキ <3995> [東証M]

プレイガイドで販売したチケットを「SKIYAKI TICKET」で発券へ。

△カイノス <4556> [JQ]

血栓性血小板減少性紫斑病の体外診断用医薬品が保険適用。

△日本ラッド <4736> [JQ]

台湾アドバンテック社と資本・業務提携。

△ERIHD <6083>

6-2月期(3Q累計)経常が2.1倍増益で着地、12-2月期も3.8倍増益。

△三精テクノロ <6357> [東証2]

オランダの大手遊戯機械メーカーを買収。

△APAMAN <8889> [JQ]

シェアサイクルを福岡でも開始。

△ラックランド <9612>

プロパティマネジメント事業を開始。

△アルテック <9972>

12-2月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。

▼あんしん保証 <7183> [東証M]

今期経常を一転52%減益に下方修正。

▼ジャステック <9717>

12-2月期(1Q)経常は39%減益で着地。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)前沢工業 <6489> 、(2)ERIHD <6083> 、(3)オプトHD <2389> 、(4)ニホンフラ <7820> 、(5)オープンドア <3926> 、(6)北の達人 <2930> 、(7)ブイキューブ <3681> 、(8)ランド <8918> 、(9)ハウスドゥ <3457> 、(10)クロスマーケ <3675>

値下がり率上位10傑は(1)サンワテク <8137> 、(2)クラウディア <3607> 、(3)Hamee <3134> 、(4)りたりこ <6187> 、(5)ジャステック <9717> 、(6)ミタチ産業 <3321> 、(7)アドバネクス <5998> 、(8)Jディスプレ <6740> 、(9)アカツキ <3932> 、(10)あみやき <2753>

【大引け】

日経平均は前日比65.72円(0.31%)安の2万1388.58円。TOPIXは前日比7.52(0.44%)安の1708.78。出来高は概算で9億5673万株。東証1部の値上がり銘柄数は653、値下がり銘柄数は1346となった。日経ジャスダック平均は4002.51円(18.54円高)。

[2018年4月2日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.