今日の為替市場ポイント:米中貿易摩擦緩和への期待でドル下げ渋り

通貨
2018年4月5日 8時41分

4日のドル・円相場は、東京市場では106円41銭から106円69銭まで反発。欧米市場でドルは一時105円99銭まで下げた後に106円85銭まで反発し、106円77銭で取引を終えた。

本日5日のドル・円は、106円台後半で推移か。米中貿易摩擦の懸念が和らいだことなどを背景にドル買い・円売りが優勢となっている。日経平均株価を手掛かり材料に、106円台後半でしっかりとした値動きが予想される。

ロス米商務長官が米中双方による貿易制裁措置の発動を話し合いで回避する可能性もあると示唆。前日のナバロ通商製造業政策局も中国と貿易戦争に発展するとの見方を否定するなど相次ぐ米高官の発言を受けて、市場では米中貿易摩擦激化への警戒感が緩和。米株式市場の上昇や米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売りが優勢となっている。

また、3月のADP雇用統計で、非農業部門の民間就業者数が前月比24万1000人増となり、予想を上回ったことも、ドル買いの支援材料となっている。

本日の東京市場は日経平均株価の動きを手掛かり材料に主に106円台後半の水準で推移すると予想される。ただ、日本時間夜に発表される2月の米貿易収支を控えて模様眺めムードも広がっており、全体的に動意薄の展開となりそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

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