東京株式(前引け)=小幅続落、地政学リスク意識して上値重い
12日前引けの日経平均株価は前営業日比7円3銭安の2万1680円07銭と小幅続落。前場の東証1部の売買高概算は6億8481万株、売買代金概算は1兆299億1000万円。値上がり銘柄数は967、対して値下がり銘柄数は996、変わらずは117銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は方向感の定まらない展開となり、日経平均株価は前日終値近辺で弱含みもみ合いの動きとなった。前日の米国株式市場はシリアを巡る米国ロシア間の対立など地政学リスクに対する懸念を背景に大きく下げたが、東京市場への売り圧力の波及は限定的となっている。あすにオプションSQ算出を控えて積極的な買いも入りにくく、上値は重い。ただ、中小型株の一角は買い人気を集めるものも目立っている。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が拮抗しているのが特徴的。
個別では良品計画<7453>が大幅高、ファーストリテイリング<9983>も上昇した。イオン<8267>も買い優勢となった。メディアドゥホールディングス<3678>が大幅高、イー・ガーディアン<6050>も値を飛ばしている。レナウン<3606>が活況高となり、システムソフト<7527>、コメダホールディングス<3543>も上昇した。半面、ファナック<6954>、ソニー<6758>が軟調、コマツ<6301>も売りに押された。サイゼリヤ<7581>が急落、吉野家ホールディングス<9861>、ローソン<2651>なども大きく値を下げた。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)