東京株式(大引け)=12円高、小幅続伸も日米首脳会談を前に買い手控えムード

市況
2018年4月17日 15時18分

17日の東京株式市場は、買い手控えムードのなか方向感の定まらない展開。日経平均株価は前日終値を挟んでの往来となり、大引けは小幅プラス圏で着地した。

大引けの日経平均株価は前営業日比12円06銭高の2万1847円59銭と小幅ながら3日続伸。東証1部の売買高概算は13億5346万株、売買代金概算は2兆1246億3000万円。値上がり銘柄数は517、対して値下がり銘柄数は1497、変わらずは68銘柄だった。

きょうの東京市場は気迷い商状となり、狭いレンジを上下に行ったり来たりする動きとなった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が反発したものの、外国為替市場で1ドル=107円台を割り込む円高に振れたことで、主力輸出株を中心に手掛けにくい環境となった。日米首脳会談を前に貿易摩擦への懸念が全体相場の上値を重くしている。食品や小売の一角などディフェンシブストックに買いが入ったが、鉄鋼や機械株が軟調で、内需では銀行株などが売られ、全体地合いを悪くしている。全体売買代金は盛り上がらず、日経平均はプラス圏で着地したもののTOPIXはマイナスだった。中小型株に値を下げるものが目立っており、値下がり銘柄数は値上がりを1000銘柄近く上回っている。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が堅調、武田薬品工業<4502>も買い優勢、明治ホールディングス<2269>も大きく上昇した。コーセー<4922>、花王<4452>なども上値を追った。キリン堂ホールディングス<3194>が急騰、古野電気<6814>も値を飛ばした。レノバ<9519>、サムティ<3244>が大幅高となり、東洋エンジニアリング<6330>も高い。ルネサスエレクトロニクス<6723>も物色人気となった。

半面、小野薬品工業<4528>が大幅安、良品計画<7453>、日本電産<6594>も軟調。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも冴えない動き。TOKYO BASE<3415>が急落したほか、Gunosy<6047>も大幅安。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>、東邦チタニウム<5727>などチタン株も大きく値を下げた。インフォテリア<3853>、北の達人コーポレーション<2930>も安い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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