前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2018年4月18日 5時20分

■サイステップ <3810>  2,895円 (-655円、-18.5%) 一時ストップ安

サイバーステップ <3810> [東証2]が一時ストップ安。16日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年6月-18年2月)連結決算は、売上高48億5900万円(前年同期比2.4倍)、営業利益4億8000万円(同2.1倍)、純利益3億7400万円(同2.1倍)と大幅増収増益となったものの、3月19日に通期予想の修正を発表しサプライズに乏しいことや、通期営業利益予想7億円に対する進捗率が69%と7割に満たないことから、売られたようだ。足もとの好調は「オンラインクレーンゲーム・トレバ」が大規模な増床、筐体増台の効果で好調に推移していることが牽引。なお、18年5月期通期業績予想は、売上高68億円(前期比2.2倍)、営業利益7億円(同88.0%増)、純利益5億円(同75.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■スター精密 <7718>  1,877円 (-71円、-3.6%)

スター精密 <7718> が4日続落で年初来安値。岩井コスモ証券は16日、同社株の投資判断を「A」から「B+」へ引き下げた。目標株価は2970円から2250円へ見直した。同証券では、中長期の成長シナリオは不変だが(1)米国の関税引き下げなどが業績に与える影響が不透明(2)工作機械でのLMガイドの不足について今後の経過を確認する必要がある――などの点を指摘。株価は1月高値から2割強下落しているが「高値を更新するような力強さを取り戻すにはもう少し時間が必要」とみている。18年12月期は決算期変更などで分かりづらいが、収益は堅調を堅持している。もっとも、増益率は低下している点などを警戒している。

■ファンコミ <2461>  681円 (-9円、-1.3%)

ファンコミュニケーションズ <2461> が続落。16日の取引終了後に発表した3月度の月次業績速報で、連結ベースの売上高が前年同月比12.7%減となり、6ヵ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。アフィリエイト広告サービスのCPA型アドネットワーク事業が同8.3%減、アドネットワークや行動ターゲティングなどのCPC/ターゲティング型アドネットワーク事業が同27.0%減と主力2事業がともに落ち込んだ。なお、同社は17日、運営する国内最大級のアフィリエイトサービス「A8.net(エーハチネット)」が、今月からShirofune(東京都港区)が提供するクラウド広告運用ツール「Shirofune」と連携し、リスティング広告の自動運用化サービスの提供を開始したと発表したが、これに対する反応は限定的のようだ。

■三菱UFJ <8306>  705.2円 (-7.3円、-1.0%)

三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> 、三井住友フィナンシャルグループ <8316> などメガバンクが軟調な値動きとなった。米国株市場では大手金融機関の決算が好調にもかかわらず、決算発表後に売られるケースが目立っている。16日もシティグループやJPモルガンなど売りに押される展開となり、東京市場でもメガバンクにはこの流れが波及した。米債券市場でも2年債利回りと10年債利回りの差が10年ぶりの水準まで狭まっており、運用利ザヤ縮小に対する思惑がメガバンクにとってネガティブ材料となった。

※17日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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