話題株ピックアップ【夕刊】(1):クックパッド、システナ、マクロミル
■クックパッド <2193> 663円 +44 円 (+7.1%) 本日終値 東証1部 上昇率9位
クックパッド<2193>が大幅反発。19日の取引終了後、アマゾンジャパン(東京都目黒区)との連携を発表しており、これを好感した買いが入った。アマゾンジャパンの生鮮食品や日用品をまとめて届けるサービス「Amazonフレッシュ」と連携し、クックパッドの「プレミアム献立」で使用している食材を簡単に購入できる新機能を提供開始したという。これにより「プレミアム献立」で使用している肉・魚・野菜などの生鮮食品、味噌・しょうゆなどの調味料を、Amazonフレッシュのショッピングカートにまとめて追加、購入することが可能になり、利用者の利便性向上につながるとしている。
■システナ <2317> 4,165円 +205 円 (+5.2%) 本日終値
システナ<2317>が急伸。この日正午ごろ、集計中の18年3月期連結業績について、売上高が従来予想の492億5300万円から543億2000万円(前の期比17.4%増)へ、営業利益が44億400万円から51億6800万円(同39.9%増)へ、純利益が30億1100万円から35億3600万円(同60.9%増)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入った。ソリューション営業で大規模なクライアントPCのリプレース案件の受注・売り上げ計上があったことに加えて、ソリューションデザイン事業を中心に単価の上昇が浸透し、ほぼすべての事業で利益率が向上したことが要因としている。
■マクロミル <3978> 2,928円 +126 円 (+4.5%) 本日終値
マクロミル<3978>が反発。ひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が19日の取引終了後、財務省に提出した大量保有報告書で、マクロミルの株式の保有割合が7.84%となり、新たに5%を超えたことが判明しており、需給思惑が働いたようだ。保有目的は純投資としており、報告義務発生日は4月13日という。
■ベル24HD <6183> 1,697円 +67 円 (+4.1%) 本日終値
ベルシステム24ホールディングス<6183>が7連騰し上場来高値を更新した。SMBC日興証券が19日付で投資判断「1」を継続し、目標株価を1800円から1900円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、人員確保や離職率改善といった将来に向けての投資を行いながら2ケタ増益を確保していることや、案件選別や採算管理の徹底による利益率重視の姿勢、凸版印刷<7911>シナジー創出の確度の高まりによる従来成長プラスアルファの実現期待を評価。凸版印刷とのシナジーを見込み、20年2月期の営業利益予想を119億円から120億円引き上げ、21年2月期については同134億円を見込んでいる。
■ソラスト <6197> 2,948円 +100 円 (+3.5%) 本日終値
ソラスト <6197> が4日ぶりに反発。19日、3月の介護サービス利用状況を発表。訪問介護利用者数は前年同月比18.0%増、デイサービスは同82.9%増と2ケタ増を続けており、これを好感する買いが向かった。同社は昨年10月にベストケア、11月に日本ケアリンクを子会社化したことで、介護事業の規模が大きく拡大している。3月はデイサービスの事業所が前年に比べ45ヵ所増加したほか、入居率も高水準で推移した。
■スター・マイカ <3230> 2,459円 +82 円 (+3.5%) 本日終値
スター・マイカ<3230>が5日続伸。2400円台を回復し、3月末につけた上場来高値2559円も視野に入ってきた。19日取引終了後、発行済み株式数の5.1%にあたる97万1288株の自社株を消却することを発表、これが株高を後押しする格好となった。同社は区分所有の中古マンションの再生販売を手掛け、物色人気化する不動産流動化関連の一角として市場の視線が注がれている。18年11月期第1四半期(17年12月~18年2月)の連結営業利益は前年同期比36%増の17億4600万円と絶好調、上半期計画23億400万円に対する進捗率は76%に達しており、業績上方修正期待が大きい。
■パソナグループ <2168> 1,803円 +58 円 (+3.3%) 本日終値
パソナグループ<2168>は後場一段高。この日午後、東京都の「平成30年度テレワーク等普及推進事業」を受託し、都が24日にリニューアルオープンする「東京テレワーク推進センター」の運営を行うと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社によると、リニューアルオープンする「東京テレワーク推進センター」の運営を担当し、さまざまなテレワークシステムを比較できる体験コーナーの設置や、最新のテレワーク導入事例や関連書籍の紹介、VR・ROBOT・RPAなど最先端技術の企画展示など、より充実した情報発信を行うという。また、テレワーク推進や働き方改革に関連するセミナーを毎月開催し、第1弾として4月25日、26日に「テレワーク&働き方改革の最新情報セミナー」を開催するとしている。
■東京建物 <8804> 1,588円 +26 円 (+1.7%) 本日終値
東京建物<8804>が反発。この日、タイの現地不動産デベロッパー、レイモンランド社と共同で、バンコク中心地区の分譲マンション開発事業2プロジェクトに参画すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。本計画は、タイ・バンコク中心地区に位置する「スクンヴィットエリア」および「サトーンエリア」において、新たにハイグレードの分譲マンションを開発する事業で、2プロジェクト合計で総戸数約400戸、総事業費約280億円を予定するプロジェクト。なお、同件はタイにおける同社初の事業で、シンガポール、ミャンマーに続くASEAN3カ国目の進出となる。
■ハピネット <7552> 1,565円 +25 円 (+1.6%) 本日終値
ハピネット<7552>が3日続伸。この日、子会社マックスゲームズが、4月27日から「ニンテンドースイッチ」関連商品を発売すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回発売するのは、ニンテンドースイッチ専用カードケース「カードポケットmini スーパーマリオオデッセイ」など5商品。なお、マックスゲームズではこのほか、ニンテンドースイッチ向けにコンパクトスタンドやカバーなどを販売しており、この日任天堂<7974>が「ニンテンドーラボ」を発売したことで、注目されたようだ。
■日本触媒 <4114> 7,190円 +110 円 (+1.6%) 本日終値
日本触媒<4114>が高い。同社はきょう、ナノ・キューブ・ジャパン(岡山市)と化粧品用素材の独占販売権付与に関する契約、および化粧品素材の共同開発契約を締結したことを明らかにした。この契約に基づき、同社は既に今月1日から、ナノ・キューブ・ジャパンが開発した素材や、両社で共同開発する素材のマーケティング活動を開始。同社は17年度にスタートした後半中期経営計画「新生日本触媒2020NEXT」で、化粧品素材分野を新規事業ターゲットのひとつと定め、17年7月に化粧品事業準備室を開設し、早期事業化を目指した取り組みを進めている。
株探ニュース