NY株式:NYダウは424ドル安、金利上昇への警戒感が広がる

市況
2018年4月25日 7時28分

24日の米国株式相場は下落。ダウ平均は424.56ドル安の24024.13、ナスダックは121.25ポイント安の7007.35で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、買いが先行したものの、原油安が嫌気されたほか米国債利回りが2014年以来初となる3%に到達したことが警戒され下げに転じると、その後も下げ幅を広げる展開となった。セクター別では、電気通信サービスや公益事業が上昇する一方で資本財や素材が下落した。

事務用品などのスリーエム(MMM)は、通期の利益見通しを下方修正し下落。建設機械のキャタピラー(CAT)は、決算内容が予想を上振れたものの、CFO(最高財務責任者)が1-3月期の調整後1株利益が18年度のピークになると発言し軟調推移。検索大手のアルファベット(GOOGL)は予想を上回る決算を発表したものの、投資拡大による支出増が嫌気され売られた。また、長期金利上昇による業績懸念からソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)、ネット小売のアマゾン(AMZN)など主要ハイテク株にも売りが広がった。一方で、通信大手のベライゾン(VZ)は、決算内容が好感され上昇した。なお、携帯端末のアップル(AAPL)は、複数のアナリストがアジアの部品サプライヤーの動向を受けて、「iPhoneX」の足元の需要に警戒感を示しており、続落となった。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

提供:フィスコ

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