本日注目すべき【好決算】銘柄 ミライトHD、日立化成、日立ハイテク (24日大引け後 発表分)

注目
2018年4月25日 7時00分

24日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ミライトHD <1417>   ★前期経常を最高益に37%上方修正、配当も5円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の130億円→178億円に36.9%上方修正。増益率が22.8%増→68.1%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。モバイル工事や受信障害対策工事に加え、国内PBX・LAN配線工事などが増加したことが収益を押し上げた。工事平準化による施工効率の改善や採算重視の事業運営を進めたことも上振れの要因となった。

業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の30円→35円(前の期は30円)に増額修正した。

予想PERが16.9倍→11.9倍に低下し、割安感が強まった。

鉄建建設 <1815>   ★前期最終を一転41%増益に上方修正、配当も25円増額

◆18年3月期の連結最終利益を従来予想の37億円→56.3億円に52.2%上方修正。従来の7.5%減益予想から一転して40.8%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。手持ち工事が順調に進捗する中、土木工事の採算が向上したことが寄与。営業外収支の改善に加え、税金費用の低減も最終利益を押し上げた。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→75円に大幅増額修正した。

日立化成 <4217>   ★今期税引き前は27%増で11期ぶり最高益更新へ

◆18年3月期の連結税引き前利益は前の期比10.0%減の489億円になったものの、続く19年3月期は前期比26.7%増の620億円に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は自動車部品や蓄電池の販売が拡大し、先端部品・システム部門が黒字転換するほか、電子材料などが増加する機能材料部門の収益も伸びる。また、原価低減の進展に加え、前期に発生したコンデンサーのカルテルに関する制裁金がなくなることも大幅増益に貢献する。

予想PERが13.3倍→11.6倍に低下し、割安感が強まった。

医学生物 <4557> [JQ]  ★今期経常は15倍増益へ

◆18年3月期の連結経常利益は前の期比82.8%減の1100万円に落ち込んだものの、続く19年3月期は前期比15倍の1億7000万円に急拡大する見通しとなった。前期は為替差損の計上や持分法投資損失の増加が利益を圧迫した。今期は臨床検査薬などの新製品による売上増加に加え、中国子会社の好調継続を見込む。また、経費抑制や製造合理化をさらに進め、利益率向上を目指す。

正興電 <6653> [東証2]  ★1-3月期(1Q)経常は78%増益・上期計画を超過

◆18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比77.7%増の4.8億円に拡大して着地。電力部門の収益が急拡大したことが寄与。電力会社向け配電設備関連製品の販売が増加したほか、電力システム改革に対応した情報制御システムなどが堅調だった。

上期計画の4.5億円をすでに7.8%上回っており、業績上振れが期待される。

日立ハイテク <8036>   ★今期税引き前は13%増で3期連続最高益、10円増配へ

◆18年3月期の連結税引き前利益は前の期比3.1%増の555億円になり、従来の減益予想から一転して増益で着地。続く19年3月期も前期比13.3%増の630億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期もメモリー向け積極投資が継続する中、主力の半導体製造装置の好調が続くうえ、科学・医用システムの収益が回復する。研究開発などの成長戦力投資を吸収し、大幅増益を見込む。

業績好調に伴い、前期の年間配当を80円→85円に増額し、今期も前期比10円増の95円に増配する方針とした。

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