5月の相場見通し、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年4月25日 11時46分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

4/25付の「DailyOutlook」では、5月の相場見通しについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『米国の保護主義的な通商政策や物議を醸し出す安全保障政策に加え、国内では政局混迷が続くなど、外部環境の不安は尽きない。しかし、2、3月の株価調整は企業の景況感を示すグローバルPMI(購買担当者景気指数)など、ファンダメンタルズの悪化によるところが大きいのだろう。そうした悪化は季節的な一時要因とみられ、日本株は3月末から再び緩やかな回復基調を歩み始めた』と伝えています。

続けて、この流れは今後も維持すると考え、5月の日経平均は21,000~23,000円のレンジを、5月末はほぼ横ばいの22,000円との予想を示し、『現物と先物を合計した投資部門別売買動向(4月第2週時点)をみると、1月の第2週から12週連続で売り越した海外投資家が2週連続で買い越した。買い越し額は合計で1兆円超に及んでいる。先に示した通り内外政治リスクは残るも、ファンダメンタルズの改善期待、市場心理の落ち着き、あるいは円高一服などを背景に、日本株の買戻しに動いているようだ』と分析しています。

さらに、『東京株式市場の最大の投資主体である海外投資家が買い越しに転じてきたことで、外国人持ち株比率の高い銘柄に買戻し需要が発生するであろう。そのほか、先行きの不透明感が嫌気されて過度に売り込まれた景気敏感株は、改善期待のあるファンダメンタルズに支えられる格好で、見直し買いが期待される5月相場を想定している』とまとめています。

最後にレポートでは、日経平均とドル円とVIX指数の推移をグラフにして紹介していますので、詳しくは4/24付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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