センチメントはやや悪化も売り込みづらい需給状況/後場の投資戦略

市況
2018年4月25日 12時17分

日経平均 : 22134.17 (-143.95)

TOPIX  : 1761.62 (-8.13)

[後場の投資戦略]

日経平均は75日線をキープできず、5日線を下回ってきており、手掛けづらくさせているだろう。また、日本電産<6594>の決算反応も厳しいほか、前日に記録的な初値を付けたHEROZ<4382>のストップ安についても、センチメントを悪化させているだろう。ただし、海外投資家の需給状況に変化がみられてきており、これが売り込みづらくさせている。投資主体別売買動向では4月1週の現物と先物合算で13週ぶりに買い越しに転じると、4月2週においても買い越しとなり、2週連続での買い越しとなった。売り越し基調が続いていた海外勢の需給が買い越しに転換するなか、下げづらい相場展開が意識されてくるだろう。

足元で為替相場が円安に振れて推移しており、決算に対するこれまでの慎重姿勢も和らぐ可能性がある。武田薬品によるアイルランドの製薬大手シャイアーへの買収交渉を巡り、ロイター通信は24日、両者が大筋合意に達したと報じている。これにより円相場は円安に振れやすい需給状況がしばらく続く可能性もありそうだ。上値は抑えられるものの、海外勢の需給変化が期待されるなか、じりじりと下値を切り上げてくるようだと、次第に煮詰まり感が台頭してくることになりそうだ。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

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