本日注目すべき【好決算】銘柄 東エレク、Vコマース、イソライト (25日大引け後 発表分)

注目
2018年4月26日 7時00分

25日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

東エレク <8035>   ★今期経常は30%増で2期連続最高益、199円増配へ

◆18年3月期の連結経常利益は前の期比78.2%増の2807億円に伸びて着地。続く19年3月期も前期比30.4%増の3660億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期もデータセンター向けサーバーの旺盛なメモリー需要を背景に、半導体製造装置の好調が継続する。大型パネル向けの投資拡大でFPD製造装置の販売も伸び、23.8%の大幅増収を見込む。

業績好調に伴い、前期の年間配当を605円→624円(前の期は352円)に増額、今期も前期比199円増の823円に増配する方針とした。

予想PERが16.1倍→11.8倍に急低下する一方、配当利回りは4.24%に上昇し、割安感が強まった。

Vコマース <2491>   ★1-3月期(1Q)経常は67%増益で着地

◆18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比67.2%増の8.2億円に拡大して着地。「Yahoo!ショッピング」に出店するストア向けCRM(顧客管理)ツールが好調だったうえ、成果報酬型広告やクリック課金型広告の売り上げも伸び、16.2%の大幅増収を達成した。

上期計画の10.5億円に対する進捗率は78.2%に達しており、業績上振れが期待される。

イソライト <5358>   ★前期経常最高益予想を14%上乗せ、配当も2円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の29億円→33億円に13.8%上方修正。増益率が39.0%増→58.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。主力の耐火断熱材で高付加価値のセラミックファイバー製品の販売が増加したことが寄与。引き続きコスト削減を進めたことも利益を押し上げた。

業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の8円→10円(前の期は6円)に増額修正した。

予想PERが10.3倍→8.7倍に低下し、割安感がさらに強まった。

エスティック <6161> [東証2]  ★前期経常最高益予想を25%上乗せ、配当も10円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の10億円→12.6億円に25.2%上方修正。増益率が8.4%増→35.7%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の自動車用ネジ締め工具で利益率の高いハンドナットランナーの販売が想定以上に伸びたことが寄与。

業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の55円→65円(前の期は48円)に増額修正した。

富士ソSB <6188> [JQ]  ★前期経常最高益予想を34%上乗せ

◆18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.3億円→4.4億円に33.9%上方修正。増益率が16.2%増→55.6%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。コールセンター、BPO分野ともに官公庁向けの受託案件が拡大したことが寄与。官公庁関連のスポット案件に加え、効率的な業務運営を進めたことなども上振れの要因となった。

キング <8118>   ★前期経常を32%上方修正、配当も6円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の11.4億円→15億円に31.6%上方修正。増益率が2.2%増→34.4%増に拡大する見通しとなった。売上高が堅調に推移する中、経費の効率使用などが奏功し、採算が大きく改善した。

併せて、業績好調による普通配当2円と創立70周年記念配当4円を実施する形で、期末一括配当を従来計画の14円→20円(前の期は13円)に大幅増額修正した。

予想PERが15.5倍→11.0倍に低下し、割安感が強まった。

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