ファナックがウリ気配スタート、中国向け鈍化で19年3月期は営業利益34%減を予想
ファナック<6954>がウリ気配スタートとなっている。26日の取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想が、売上高6342億円(前期比12.7%減)、営業利益1517億円(同33.9%減)、純利益1377億円(同24.3%減)と大幅減益を見込んでいることが嫌気されている。
前期に活発だった中国スマートフォン製造工程向けなどの需要が鈍化すると見込んでおり、ロボドリル(小型切削加工機)などロボマシン部門が落ち込む見通し。想定為替レートは1ドル=100円、1ユーロ=125円としている。なお、年間配当予想は未定としている。
18年3月期決算は、売上高7265億9600万円(前の期比35.3%増)、営業利益2296億400万円(同49.9%増)、純利益1819億5700万円(同42.5%増)だった。設備投資需要が活発だった中国向け中心にロボット部門、ロボマシン部門が伸長した。
同時に、5月31日付で消却前発行済み株数の0.01%にあたる1万8246株を消却すると発表した。消却後の発行済み株数は2億404万771株となる予定だ。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
最終更新日:2018年04月27日 12時32分