話題株ピックアップ【夕刊】(3):JR東海、ガイシ、任天堂

注目
2018年4月27日 15時23分

■JR東海 <9022>  21,970円  +1,090 円 (+5.2%)  本日終値

26日に決算を発表。「今期経常は微増で7期連続最高益更新へ」が好感された。JR東海 <9022> が4月26日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比3.5%増の5835億円になり、従来予想の5370億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。19年3月期は前期比0.1%増の5840億円とほぼ横ばいを見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、増益になる。

⇒⇒JR東海の詳しい業績推移表を見る

■ベクトル <6058>  2,116円  +98 円 (+4.9%)  本日終値

ベクトル<6058>が6連騰。東海東京調査センターが26日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を2000円から2400円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。主力のPR事業において、新規顧客獲得によるプロジェクト数の拡大や、キャスティングやリスクマネジメントなどの付加サービスの提案による単価上昇が見込まれることに加えて、限界利益率の高い付加サービスの提案や18年2月期に先行投資を行ったビデオリリース配信事業における利益率改善などで、19年2月期営業利益は会社予想の38億円を上まわる39億円を見込んでいる。

■オンワード <8016>  904円  +40 円 (+4.6%)  本日終値

オンワードホールディングス<8016>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は26日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」へ引き上げた。目標株価は800円から1000円に見直した。ROEの中期的な上昇やコスト削減による営業利益の底打ちは株価に十分に織り込まれていないとみている。短期的には第1四半期(3~5月)の好調な決算が株価上昇のカタリストになると予想。同証券では、同社の連結営業利益は18年2月期実績51億6700万円が21年2月期には91億円に拡大すると試算している。

■日本ガイシ <5333>  2,012円  +84 円 (+4.4%)  本日終値

日本ガイシ<5333>は後場買われた。同社は27日午後1時40分、19年3月期通期の連結業績予想を発表した。売上高は5000億円(前期比10.8%増)、営業利益は770億円(同10.0%増)、最終利益は520億円(同13.5%増)を見込んでいる。自動車関連製品や半導体製造装置用製品の需要増加により増収を見込んでいる。利益面では、需要増に対するインプット強化により減価償却費・研究開発費が増加するものの、増収効果などにより前期比で増益の見込み。18年3月期連結決算は、売上高4511億2500万円(前の期比12.4%増)、営業利益700億2600万円(同10.8%増)、最終利益458億1400万円(同25.9%増)だった。

■日本ピラー工業 <6490>  1,586円  +43 円 (+2.8%)  本日終値

日本ピラー工業<6490>は続伸。同社は26日取引終了後、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を283億円から294億円(前期比8.0%増)へ、営業利益を47億円から51億円(同1.3%減)へ、最終利益を31億円から34億円(同6.1%増)へそれぞれ増額した。半導体・液晶製造装置関連業界向けのフッ素樹脂応用製品「ピラフロン」が、半導体業界の設備投資堅調に伴い好調に推移したことが寄与した。

■ドリコム <3793>  1,340円  +33 円 (+2.5%)  本日終値

ドリコム<3793>は反発。26日の取引終了後、集計中の18年3月期連結業績について、売上高が従来予想の134億円から132億円(前の期比57.4%増)へ、営業利益が5億円から1億8000万円(同80.7%減)へ、最終損益が1億2000万円の赤字から2億1000万円の赤字(前の期8億1400万円の黒字)へ下振れたようだと発表。これを受けて朝安で始まったものの、想定内との見方が強まりプラスに転じた。各タイトルの関連資産を精査した結果、複数のタイトルで今期中に資産を費用処理することが望ましいと判断し、売上原価として費用化したことが要因としている。また、17年12月にリリースした新作タイトルで、リリース直後から通信障害や頻繁な改修が発生したことに関連し、1億1200万円を共同事業者に支払うため特別損失を計上したことも最終損益の悪化につながったとしている。

■任天堂 <7974>  46,170円  +740 円 (+1.6%)  本日終値

任天堂<7974>は反発。26日取引終了後発表した19年3月期業績予想で、売上高1兆2000億円(前期比13.7%増)、営業利益2250億円(同26.7%増)、純利益1650億円(同18.2%増)と大幅増益を見込んでいることが好感された。前期に全世界で1505万台を販売した「ニンテンドースイッチ」の新しい遊びの提案として4月に「Nintendo Labo」を発売したことに加え、有力タイトルとして6月に「マリオテニス エース」、年内に「大乱闘スマッシュブラザーズ(仮称)」を発売する予定で、幅広い客層に「ニンテンドースイッチ」の普及拡大を図る。また、スマートデバイスビジネスでは、「Mario Kart Tour」などの新しいゲームアプリの配信も貢献する。19年3月期の想定レートは1ドル=105円、1ユーロ=125円としている。年間配当は前期比100円増の690円を予定している。なお、18年3月期業績は、売上高1兆556億8200万円(前の期比2.2倍)、営業利益1775億5700万円(同6.0倍)、純利益1395億9000万円(同36.1%増)だった。期中平均為替レートは1ドル=110円85銭、1ユーロ=129円70銭。

■FDK <6955>  207円  +1 円 (+0.5%)  本日終値

FDK<6955>が反発、4月17日の168円を底に急速に出直り途上にあるが、きょうは寄り付き早々に4.4%高の215円に買われ、戻り足に一段と弾みがついてきた。同社が26日取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想は売上高が740億円(前期比1.2%増)営業利益は7億円(同5.0%増)と増収増益を予想、最終損益も1億円(前期6億3000万円の赤字)と黒字転換する見込み。電気自動車(EV)市場の拡大を背景にリチウムイオン電池の需要増などが中期的な追い風として期待され、200円近辺の時価は依然として値ごろ感が意識されている。

■オリエンタルランド <4661>  10,915円  +15 円 (+0.1%)  本日終値

オリエンタルランド<4661>は朝安スタートだったものの、プラスに転換。26日の取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想で、売上高5008億6000万円(前期比4.5%増)、営業利益1134億7000万円(同2.9%増)、純利益800億3000万円(同1.4%減)と2期ぶりの営業最高益更新を見込んでいることが好感された。東京ディズニーリゾート35周年記念イベントの開催などの効果で入園者数は前期比90万人増を想定しているほか、ゲスト1人当たり売上高も増加を見込む。一方でイベント関連費用や人件費の増加を見込むが、それらを吸収して営業増益となる見通しだ。なお、18年3月期連結決算は売上高4792億8000万円(前の期比0.3%増)、営業利益1102億8500万円(同2.5%減)、純利益811億9100万円(同1.4%減)だった。

●ストップ高銘柄

ヤマザキ <6147>  517円  +80 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値

サンヨーホームズ <1420>  998円  +150 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値

シライ電子工業 <6658>  541円  +80 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値

以上、3銘柄

●ストップ安銘柄

麻生フオームクリート <1730>  703円  -150 円 (-17.6%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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