27日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で3日ぶり反発、平安保険は続落

市況
2018年4月27日 16時49分

27日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比7.20ポイント(0.23%)高の3082.23ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、7.53ポイント(0.23%)高の3227.92ポイントで取引を終えている。

業績成長が手がかり。主要企業の決算発表が進むなか、好業績を報告した銘柄群が物色された。値ごろ感も着目される。上海総合指数は年初来の安値圏で推移しているだけに、自律反発狙いの買いも入った。米中関係の悪化懸念で売られる場面がみられたものの、指数は引けにかけて再びプラスに転じている。

業種別では、時価総額上位の銀行株と石油株がしっかり。中国建設銀行(601939/SH)が0.9%高、中国工商銀行(601398/SH)が0.8%高、中国石油化工(600028/SH)が2.4%高で引けた。中国建設銀行の1~3月期決算では、純利息収入が2ケタ成長を記録。中国石油化工も増益決算だった。中国工商銀行は本日中に決算報告する予定となっている。バイオ医薬株が急伸。広州白雲山医薬集団(600332/SH)は四半期の9割増益を材料に、値幅制限いっぱいまで上昇した。同業他社株も高い。発電株、証券株、運輸株、自動車株、非鉄株なども買われた。

半面、保険株はさえない。中国平安保険(601318/SH)が3.5%安と続落した。同社に関しては、中国政府が次期トップを任命し、経営を引き継ぐ??とのうわさが昨日から流れている(会社側は否定)。同業各社株も売られた。そのほか食品・飲料株、不動産株なども値を下げている。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が1.09ポイント(0.34%)高の318.89ポイント、深センB株指数が2.41ポイント(0.22%)安の1077.76ポイントで終了した。

なお本土市場は、あす4月28日から来週5月1日にかけ連休となる。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.