話題株ピックアップ【夕刊】(1):ショーワ、ゼンリン、新光電工

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2018年5月1日 15時10分

■ショーワ <7274>  2,015円  +377 円 (+23.0%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

ショーワ<7274>が大幅高で年初来高値を更新した。同社は4月27日取引終了後に、19年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを270億円(前期比6.7%増)としていることや、年間配当計画を前期比8円増配の30円としていることが買い手掛かりとなったようだ。売上収益は2800億円(同4.1%減)を予想している。主要製品の生産は、ステアリング関連製品は461万台(同2.7%減)とする一方、二輪車用ショックアブソーバは4062万本(同1.7%増)、四輪車用ショックアブソーバは2073万本(同3.5%増)を計画。なお、前提為替レートは通期平均で、1ドル=105円、1人民元=15.5円としている。

■フューチャー <4722>  1,489円  +226 円 (+17.9%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

フューチャー <4722> が急反騰し、年初来高値を更新した。4月27日に発表した18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比43.8%増の14.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のITコンサルティング&サービス事業が収益を牽引した。アパレルや流通小売業など向けにAIを活用した伝票の読み取りや需要予測、融資審査といった案件が増加したほか、品質情報統合解析ソフトのライセンス売り上げや中堅企業向け販売管理パッケージソフトの販売なども好調だった。販管費が減少したことも大幅増益の要因となった。

■伯東 <7433>  1,893円  +287 円 (+17.9%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

伯東<7433>が3日ぶりに急反発。同社は4月27日取引終了後に、19年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを45億円(前期比21.3%増)としていることや、年間配当計画を前期比4円増配の50円としていることが好感されたようだ。売上高は1480億円(同7.6%増)を予想。電子部品事業では自動運転や環境技術の実用化が急速に進む車載分野でさらなる伸長を図るほか、電子・電気機器事業ではアジア市場でのPCB製造装置の販売を拡大するとともに、半導体パッケージ向け露光装置などの販売を本格化するとしている。

■ミルボン <4919>  5,470円  +705 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率6位

ミルボン <4919> がストップ高に買われ、上場来高値を高値を更新した。4月27日に発表した18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比68.5%増の12億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のヘアケア用剤で昨年11月にバージョンアップしたプレミアムブランド「オージュア」の国内販売が大きく伸びたことが寄与。海外売上高は中国など東アジアが引き続き伸長した。オージュア旧バージョンの返品額が想定より大幅に少なかったことも利益を押し上げた。

■ゼンリン <9474>  2,534円  +323 円 (+14.6%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

ゼンリン<9474>が急騰。同社は地図情報のトップ企業でデジタル地図でも先駆しており、法人向け地図分析サービスなどが好調なほか、カーナビ関連でも需要を取り込んでいる。4月27日取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想は本業のもうけを示す営業利益が前期の大幅増益に続いて58億円(前期比6.6%増)と好調を堅持する見通し。今後も自動運転市場の拡大とともに同社の活躍余地は広がることが見込まれ、機関投資家とみられる買いも観測されている。 

■ISID <4812>  3,215円  +384 円 (+13.6%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

電通国際情報サービス <4812> が急騰し年初来高値を更新した。4月27日に発表した18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比28.3%増の22.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。エンジニアリングソリューション部門とコミュニケーションIT部門が収益を牽引した。エンジニアリングソリューションでは電機・精密や機械業界向けに設計開発分野を中心としたソフトウエア商品の販売が増加。コミュニケーションITでは電通グループ向けの拡大に加え、デジタルマーケティング領域などが伸びた。また、コンサルティングサービスやソフトウエア製品の利益率が向上したことも大幅増益の要因となった。

■タムロン <7740>  2,507円  +285 円 (+12.8%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

27日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は58%増益で着地」が好感された。タムロン <7740> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比57.8%増の4.1億円に拡大したが、1-6月期(上期)計画の13億円に対する進捗率は31.9%となり、5年平均の29.2%とほぼ同水準だった。

⇒⇒タムロンの詳しい業績推移表を見る

■新光電気工業 <6967>  960円  +103 円 (+12.0%)  本日終値

新光電気工業<6967>は大幅高で5日続伸。同社は4月27日、19年通期の連結業績予想を発表した。売上高は1546億円(前期比5.1%増)、営業利益は71億円(同44.9%増)、最終利益は51億円(同39.2%増)を見込む。半導体の高機能化・高速化に対応する次世代フリップチップタイプパッケージは、大容量のデータを高速で処理するサーバー用をはじめとして、今後、高性能半導体向けに需要拡大が見込まれることを踏まえ、高丘工場(長野県中野市)での生産ライン増強のための設備投資を実施する。また、半導体製造装置市場の拡大を背景に、旺盛な需要が継続するセラミック静電チャックについては、新井工場(新潟県妙高市)稼働を開始した新工場の量産体制整備を実施するなど、生産能力拡充をはかる。加えて、エレクトロニクス化が一層進展する自動車向けや、半導体市場の成長を牽引するメモリー市場向けに、新製品の開発・量産化ならびに拡販に注力する。

■モリタホールディングス <6455>  2,385円  +237 円 (+11.0%)  本日終値

27日に決算を発表。「今期経常は6%増益、前期配当を2円増額・今期は4円増配へ」が好感された。モリタホールディングス <6455> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比10.9%減の90.3億円になったが、19年3月期は前期比6.3%増の96億円に伸びる見通しとなった。3期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を24円→26円(前の期は29円)に増額し、今期も前期比4円増の30円に増配する方針とした。

⇒⇒モリタホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■M&Aキャピ <6080>  8,740円  +830 円 (+10.5%)  本日終値

27日に決算を発表。「1-3月期(2Q)経常は21%増益」が好感された。M&Aキャピタルパートナーズ <6080> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。18年9月期第2四半期累計(17年10月-18年3月)の連結経常利益は前年同期比0.6%減の23億円となり、通期計画の38.7億円に対する進捗率は59.4%に達し、5年平均の54.6%も上回った。

⇒⇒M&Aキャピの詳しい業績推移表を見る

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