プラッツ---3Q増収、福祉用具流通市場、高齢者施設市場、海外市場で2ケタ伸長

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2018年5月7日 13時03分

プラッツ<7813>は2日、2018年6月期第3四半期(17年7月-18年3月)の連結決算を発表した。売上高が前年同期比17.1%増の41.15億円、営業利益が同5.0%増の1.34億円、経常利益が11.6%減の2.57億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が16.8%減の1.97億円となった。

福祉用具流通市場の販売実績は前年同期16.2%増の31.30億円となった。介護保険制度の状況において、18年1月時点の要支援及び要介護認定者の総数は、前年比で1.9%増加し656万人、総受給者数は同3.7%減少し499万人となっている。また、福祉用具貸与制度における特殊寝台利用件数は前年比で3.5万件増加し、90.5万件(前年比4.1%増)という背景に増加した。

高齢者施設市場の販売実績は同23.6%増の7.31億円となった。介護保険制度における施設サービス(特別養護老人ホーム等)及び地域密着型サービス(有料老人ホーム等)を提供する事業所数の増加や、国土交通省による「高齢者等居住安定化推進事業」に基づく高齢者住宅(サービス付き高齢者住宅)の増加に加え、新規開拓などの営業活動の強化により増加した。

家具流通市場の販売実績は同3.4%減の1.28億円となった。一般ベッドの市場動向は国内人口の減少を受けて年々縮小傾向にあり、医療介護用電動ベッドの状況も、一般ベッドと同様に減少傾向が続いた。

海外市場の販売実績は同30.4%増の1.25億円となった。中国や東南アジアでの高齢化が進んだことに加え、同社グループにおいて、連結子会社である富若慈(上海)貿易有限公司を中心に高齢者施設の案件獲得に注力した。

なお、同社及び連結子会社における医療介護用電動ベッドの総販売台数は前年同期比7.6%増の3.3万台となっている。

2018年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比14.4%増の58.00億円、営業利益が同10.6%増の2.25億円、経常利益が同21.9%減の3.35億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.4%減の2.50億円とする期初計画を据え置いている。

《MW》

提供:フィスコ

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