ニプロは急反落、18年3月期業績は計画下振れし期末配当を減額

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2018年5月9日 13時07分

ニプロ<8086>は急反落し年初来安値を更新している。8日の取引終了後、集計中の18年3月期連結業績について、売上高が従来予想の4005億円から3953億円(前の期比9.9%増)へ、営業利益が325億円から270億円(同6.2%減)へ、純利益が190億円から118億円(同4.0%増)へ下振れたようだと発表しており、営業増益予想から一転して減益着地となったことが嫌気されている。

国内の一部医療機器で4月の薬価改定を見込んだ買い控えの影響が想定よりも大きかったことに加えて、医薬品で製造の遅延を期末までに解消するに至らず、自社ブランドジェネリック医薬品および医薬品受託製造が予想を下回ったことが要因。また、開発費が予想を上回ったことや為替差損の計上なども利益を圧迫した。

なお、業績の下振れに伴い、従来21円を予定していた期末配当を11円に減額するとあわせて発表したことも売り材料視されている。年間配当は28円50銭(従来予想38円50銭)となり、前の期実績の29円に対して減配となる。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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