トヨタが一時3%高と急反発、今期減益見通しも市場予想上回る、自社株買いも好感
トヨタ自動車<7203>が急反発。株価は前日に比べ一時3%高に買われている。同社は、午後1時25分に、初の場中での決算発表を行った。19年3月期連結営業利益は前期比4.2%減の2兆3000億円の予想だが、想定為替レートは1ドル=105円に設定された。18年3月期の連結営業利益は前の期比20.3%増の2兆3998億円だった。市場コンセンサスでは、19年3月期の同利益は2兆2100億円前後だった。同時に5500万株(発行済み株式数の1.85%)、3000億円を上限とする自社株買いも発表した。取得期間は5月16日から9月28日まで。この発表を受け、それまでマイナス圏で推移していた同社の株価は急上昇した。SBI証券の鈴木英之投資調査部長は「今期は減益予想だが、市場コンセンサスは上回った。また、自社株買いも評価できる。トヨタの決算が悪ければ、ショック安も予想されただけに好内容に市場には安心感が出ている」と評価している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)