東京株式(大引け)=47円安、米株高・円安も利益確定売り吸収できず

市況
2018年5月15日 15時39分

15日の東京株式市場は、上昇が続く米株市場に追随して高く始まったものの買いが続かず、日経平均株価は徐々に軟化する展開となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比47円84銭安の2万2818円02銭と4日ぶり反落。東証1部の売買高概算は17億3046万株、売買代金概算は2兆7419億円。値上がり銘柄数は994、対して値下がり銘柄数は1007、変わらずは82銘柄だった。

前日の米国株市場でNYダウが8日続伸と上値追い基調を鮮明としており、きょうの東京市場もリスク許容度の高まった国内外機関投資家の買いが期待されたが、結局日経平均は利益確定売り圧力に屈する展開を余儀なくされた。前日まで3営業日続伸し、騰落レシオなどテクニカル指標面からも過熱感があり、目先筋の売りが上値を押さえる格好となった。外国為替市場では1ドル=109円80~90銭の推移と円安傾向に振れたものの、輸出セクターの反応は限定的だった。決算発表を絡め好決算銘柄には物色の矛先が向いたものの、局地的で全体相場を押し上げるには力不足。あす発表の1~3月期GDPの結果を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせたようだ。業種別にはメガバンクなど銀行株が高く、ここ上昇をみせていた不動産株は利食いが目立った。

個別では、武田薬品工業<4502>が軟調、資生堂<4911>も売られた。三菱地所<8802>、リクルートホールディングス<6098>が値を下げ、ブイ・テクノロジー<7717>も安い。IBJ<6071>が大幅安、LIFULL<2120>、筑波銀行<8338>も売られたほか、パイオニア<6773>の下げも目立つ。江崎グリコ<2206>、ブレインパッド<3655>、セレス<3696>なども下落した。

半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが上昇、村田製作所<6981>も買い優勢だった。ファーストリテイリング<9983>、スズキ<7269>も物色人気に。日東工業<6651>、加藤製作所<6390>が一時ストップ高に買われ、日本化学工業<4092>も値を飛ばした。ユニデンホールディングス<6815>、山一電機<6941>、日本板硝子<5202>なども上昇した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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