概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は反発、原油や米株高などを好感

市況
2018年5月17日 10時40分

【ブラジル】ボベスパ指数 86536.97 +1.65%

16日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1406.55ポイント高(+1.65%)の86536.97で取引を終えた。85043.60から86678.21まで上昇した。

小幅安で寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。原油高の進行が資源セクターの支援材料。また、米株の上昇も買い安心感を与えた。一方、弱い経済指標が指数の足かせに。3月のIBC-Br経済活動指数はマイナス0.74%となり、前月のプラス0.09%を下回った。また、金融緩和の打ち止めも圧迫材料。ブラジル中央銀行は16日、政策金利を6.50%に据え置くと発表した。

【ロシア】MICEX指数 2338.39 +0.06%

16日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMICEX指数は前日比1.36ポイント高(+0.06%)の2338.39で取引を終了した。2328.86から2350.49まで上昇した。

前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。原油高の進行が支援材料となり、資源の一角が物色された。一方、指数の上値は重い。米長期金利の上昇などが引き続き足かせとなった。また、最近の上昇で高値警戒感も引き続き強い。

【インド】SENSEX指数 35387.88 -0.44%

16日のインドSENSEX指数は続落。前日比156.06ポイント安(-0.44%)の35387.88、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同60.75ポイント安(-0.56%)の10741.10で取引を終えた。

大幅安で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと縮小させた。インフレ率の加速観測が嫌気された。HSBCは最新リポートで、2018年度(19年3月まで1年間)後半のインフレ率が前半から加速するとの見方を示した。18年度のインフレ率は5.1%まで加速し、前年度の3.6%を上回ると予測された。

【中国本土】上海総合指数 3169.57 -0.71%

16日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比22.55ポイント安(-0.71%)の3169.57ポイントと3日ぶりに反落した。

時価総額上位の銘柄群が下げを主導する流れ。中国工商銀行(601398/SH)が1.5%安、中国建設銀行(601939/SH)が1.7%安、中国石油天然気(601857/SH)が1.4%安で引けた。鉄鋼や非鉄の素材株も安い。宝山鋼鉄(600019/SH)が1.3%、中国アルミ(601600/SH)が1.8%ずつ値を下げた。ゼネコン株や建機株、不動産株、自動車株、空運株なども売られた。

《NH》

提供:フィスコ

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