実質GDPは4-6月期以降は持ち直しへ、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年5月17日 11時42分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

5/17付の「DailyOutlook」では、GDPについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『昨日発表された日本の1-3月期実質GDP(1次速報)は前期比年率▲0.6%と9四半期ぶりにマイナス成長となった。マイナス成長自体は市場でも事前に予測されていたものの、Bloomberg予想の同▲0.1%を下回る結果となった。主な要因として、野菜の価格高騰や大雪の影響による個人消費の減速、10-12月期に高い伸びを示した輸出の反動減などが挙げられる』と伝えています。

続けて、ただし、1-3月期の景気減速は一時的であり、4-6月期以降は持ち直しが見込まれていることを挙げ、『今回の結果は足元の日本株の回復基調を変化させるものではなかろう。輸出については、世界経済の拡大継続を背景に増加基調が続いている。個人消費については、実質雇用者報酬は1-3月期の前年比伸び率が2.0%と堅調な推移が続いている。良好な所得環境が追い風となり、4-6月期の消費は持ち直しが期待される。日本株は3月末をボトムに回復トレンドにあるが、市場ではこうした堅調なファンダメンタルズを織り込みつつあるといえよう』と分析しています。

さらに、『米金利や原油価格動向、米国を巡る通商問題の行方など外部環境には引き続き不透明要因が残るが、相場の地合いは好転している。需給面では、日経平均は23,000円台を回復できれば、売り圧力が弱まり2月の戻り高値に向けた上昇基調が強まろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『実質GDP成長率とその内訳』をグラフにして紹介していますので、詳しくは5/17付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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