中小型株物色が強まるかに注目/オープニングコメント

市況
2018年5月18日 8時24分

18日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれる。17日の米国市場はシスコ・システムズの決算が嫌気されハイテク中心に売りが先行したが、為替市場ではドル円が1ドル110円80銭程度で推移しており、円安基調が支援材料になりそうだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の22900円となり、これにさや寄せする格好から、インデックス買いによる押し上げも意識されやすいだろう。

また、米朝首脳会談を控え、北朝鮮の揺さぶりが警戒視されるが、トランプ米大統領は北朝鮮が非核化に応じた場合に「体制保証の用意」があるとの考えが伝えられており、地政学リスクへの警戒も和らぐ格好となろう。その他、足元で弱い値動きが続いていたマザーズやJASDAQ等の中小型株にもリバウンドをみせる動きがみられてきており、センチメントの改善が期待されよう。

とはいえ、積極的に上値を追う流れは期待しづらく、日経平均は底堅さが意識されるものの、23000円を目前にこう着感が強まりやすいところである。オーバーウィークのポジションも取りづらく、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心にもなりやすいだろう。先物主導のインデックス売買に振らされやすい需給状況のなか、中小型株物色が強まるかが引き続き注目される。(村瀬智一)

《AK》

提供:フィスコ

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