東京株式(大引け)=91円高、円安好感し続伸も2万3000円台には届かず

市況
2018年5月18日 15時51分

18日の東京株式市場は買い優勢で、前日に引き続き日経平均は上値を試す展開となった。買い一巡後はやや上値の重さが意識された。

大引けの日経平均株価は前営業日比91円99銭高の2万2930円36銭と続伸。東証1部の売買高概算は13億310万株、売買代金概算は2兆2800億5000万円。値上がり銘柄数は1161、対して値下がり銘柄数は824、変わらずは98銘柄だった。

前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が下げたものの、きょうの東京市場は外国為替市場で一時1ドル=111円台目前までドル高・円安が進行したことなどを受けリスクを取る動きが継続した。原油の先高観を背景に石油株や資源関連が強かったほか、米長期金利の上昇に弾みがついていることで保険株が買われた。一方、円安にもかかわらず、半導体製造装置関連株は総じて軟調な展開を余儀なくされた。前日の米アプライドマテリアルズの業績見通しが市場の期待に届かず売りを誘い、これが日経平均が伸び悩む背景ともなった。米中貿易摩擦の問題がくすぶるほか、北朝鮮を巡る地政学リスクも拭いきれず、これに週末要因も絡み上値は重く、2万3000円台の回復はおあずけとなった。

個別では東京海上ホールディングス<8766>買われ、SMC<6273>が値を飛ばした。資生堂<4911>が高く、伊藤忠商事<8001>も買い優勢。キャリアインデックス<6538>、セイノーホールディングス<9076>が値を飛ばし、ヨータイ<5357>、IBJ<6071>も高い。日本ケミコン<6997>も物色人気。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が上昇し、ぐるなび<2440>、レノバ<9519>なども上値を追った。

半面、任天堂<7974>が値を下げ、東京エレクトロン<8035>も安い。武田薬品工業<4502>も売りに押されたほか、ダイキン工業<6367>、日本電産<6594>も軟調だった。サニックス<4651>が大きく売られ、日本製鋼所<5631>も利食われた。宝ホールディングス<2531>、パーソルホールディングス<2181>も下落した。NISSHA<7915>も下値を探る展開に。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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